![]() | 出版大崩壊 (文春新書) |
山田 順 | |
文藝春秋 |
電子書籍関連の本を読むのは久しぶりですが。
出版業界はこのまま右肩下がりを続け、電子書籍はそれを埋めるどころか商売にすらならないという厳しい予想が書かれています。
今までの電子書籍関連書籍にありがちなことも書かれていますが、重複していない部分の方が多く、興味深いので、これまでこの手の本をお読みになった方も読んだ方がいいのではないかと思います。
この斬鉄日記のような無料のゴミブログがたくさんあるので、わざわざお金出して(質が悪くても)読んだりしないんじゃないの、とも書かれています。
個人的にはあまりそうは思わないですけどね。ググれば出てくるようなことでも、ググルのがめんどくさく、質がよくわからないという場合は書籍を購入します。その方が結局時間を短縮することができ、効果的なのですよねー。
横川君(仮名)という、著者さんを騙した(?)人が出てきますが、これ誰かわかってしまいました。たまたまその人が書いた新書を購入し、途中(というか最初だけ)読んだのですが、あまりのつまらなさに放置していました。が、本書の記述とその新書とで一致する部分があったことを思い出し、横川君(仮名)の名前でググってみたらどんぴしゃでした。
酷い人ですね。
誰か書くのはやめておきますが。
個人的な予想としては、技術書とフィクション(ラノベとか)は電子書籍と相性がいいように思うので、うまくやることができれば(ここがポイント!)それなりの商売にはなるんじゃないかと思っていますけどねー。
でも、あと数年は混沌としていると思います。