次の台風が連れてくる暑さと風にそわそわしている倉科のぶどう農家、依田です。
最近の朝晩の涼しさには、今年のぶどうにフレッシュな酸とみずみずしさを期待しちゃいます。
画像の玉ねぎネットはハクビシン対策です、あの野郎ども。
今年のような酷暑と日照りの栽培シーズンを体感すると、フランスの2003年ヴィンテージってこんなだったのかな~と想像します。
相対的にワインは過熟気味でドライな印象ですが…15年熟成した今また飲んでみたいな、探してみよっ!
今年仕込むワインに話を戻すと、ここから秋にかけてそれなりに雨も降って涼しくなれば、2003年ではなくグレイトと言われる2015年ヴィンテージっぽくなんじゃねっ!?
っと…妄想だけは自由にさせてくださいm(_ _)m
と、ここで2015年ブルゴーニュのヴィンテージ情報です。
「1929を思い起こさせる、この50年で最高のバランスだ」ミシェル・ラファルジュ
「ブドウの木が最高に美しかった」ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティのオベール・ド・ヴィレーヌ
2015はほとんど選果が必要なかったほどで、梗も十分に熟したため、今流行の梗を発酵槽に加える「全房」と呼ばれるテクニックを普段は嫌っているシャンボール・ミュジニーのドメーヌ・コント・ド・ヴォギュエですらそれを試したほどだ。またドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティでは珍しく除梗を一切行わなかった。
2015の赤はとにかく素晴らしい。
(ジャンシス・ロビンソンMWの翻訳記事より抜粋)
大絶賛すぎませんか!?
そんな2015年ヴィンテージのブルゴーニュを十分に楽しめるワインがこちらです!!
ジョセフ・ロッシュ ブルゴーニュ ピノ・ノワール ヴィエイ フュ・ド・シェヌ 2015年
2200円(税別)
もちろんこのワインも生坂屋の皆さんとテイスティングをしまして、即定番に採用いただきました~印象はぜひ店頭で聞いてみてください(^人^)
ブルゴーニュは近年の高騰ぶりにどうしても敬遠していましたが、正統派ブルゴーニュのピノ・ノワールを二千円台前半で!しかもグレイトヴィンテージ2015年!!
コスパも味筋も、自信アリですオススメですm(_ _)m
ちなみに抜栓して二週間後の経過試飲も…まだまだ旨かった~エポワスとかあれば最高です!
ところで「全房」と呼ばれるテクニック、来月仕込む私のワインも除梗はせず「全房」でプレスする予定です~梗まで十分に熟してくれますように、ご期待ください!
依田は次回、8/21(火)、24(金)、25(土)、の夕方以降を予定してますので、皆さんぜひ店頭でワインのお話いたしましょう、そして地酒のことを教えてください(^人^)