
酒乃生坂屋
酒乃生坂屋
『信州地酒頒布会2020』
スタートにあたっての大切なメッセージ
本年もいよいよ「信州地酒頒布会」がスタートします。
巷では、サブスク・サブスクリプションなる「定額制」と訳される文言が
流行っていますが、皆様と一緒に10年以上「頒布会」をさせていただいて
おりますと、逆に新鮮に感じます。
この頒布会の(今どきの言葉を借りれば)「サブスク」は、
『お客様に安心して美味しい厳選した信州地酒を
定額でお届けさせていただくこと』 が、
究極のテーマなのですが、酒蔵さんや当店にとりましても、
「見込生産の日本酒を計画供給できる企画」という意味では、この厳しい
状況に、『酒蔵さんには(僅かでも)安心感を持っていただきたい』と、
思いながらこの企画を進めさせていただいております。
さて、まずは実務的なご案内をさせていただきます。
★ご来店のお客様へ
毎月15日~30日の営業時間中に(いつでも)ご来店ください。
ご来店の際、スタッフに「お名前と頒布会引き取りの旨」をお伝えください。
★発送のお客様へ
発送は毎月15日以降、準備が出来次第の順次発送となります。
到着日時のご指定や追加注文等、ご変更のお客様は、毎月14日までにご連絡をお願い致します。
ご精算に関しましては、基本的には、「クロネコヤマト商品代引き」が
ベースとなっております。
「一括前納の方と振込確認後の発送のお客様もいらっしゃいます。ご希望の方はお申し出ください。」
※一般のお客様は出来るだけ当月内でのお取引をお願い致します。
(飲食店様は応ご相談)
それでは「信州地酒頒布会2020」から大切なメッセージをお伝えします。
今回の頒布会は(業界的に)画期的な企画となります!
実は今回(恐らく)日本初の試みとして、
頒布会専用に出品される日本酒には、シーズンを通して
「純米」・「純米吟醸」・「純米大吟醸」のような『特定名称表示』と、
更に「「日本酒度・酸度」などと云った『任意記載事項』を一切表記
しないことを酒蔵さんと共にチャレンジする事と致しました!
(酒税法上記載しなければいけない事項は勿論、表記してあります)
それは、「表示された内容から先入観でお酒をすでに評価してしまいがち
な風潮」から脱却し、味わいそのもので評価していただくという、蔵元と
酒販店が皆様に本気で臨む決断の現れであります!
◎毎月お渡ししているお品書きもまずは1度飲んだ後に読んで頂くと、
更に一口めのワクワク!!がUP↑↑。
その決断に至った理由の中のひとつには
「地酒には作品名(商品名)がない!」という実態があることです。
一般的には「メーカー名・銘柄・作品名」です。
日本酒に例えると、「メーカー名(〇〇酒造)・銘柄(〇〇正宗)・作品名
(?)」。となる訳ですが、この作品名の部分には、現在、「純米吟醸ほか」
の特定名称に加え、「無濾過生原酒」のような『上槽後の処理方法が
あたかも作品の表現の様に加えられ』、もはや消費者には解読不明な
日本語が並ぶ結果となり、その作品がいくら美味しくても、人に勧めたり、
次への購買行動に繋がるかというと、逆に足枷(あしかせ)になっている
ように感じています。
日本酒をシンプルに『美味しい!』って思ってくださった方への次への
アクションに、酒造メーカーさんの「作品名」が入るだけで、どれほど
他人に伝え易いか?手に取り易いか!!
これを今回のメッセージとさせていただきました。
ひとつの酒蔵がこう言った事をするのはあるかと思いますが、シーズンを通じてご参加いただく全ての酒蔵さんに、趣旨をご理解いただき、
「形」となるのは、日本初かと思います!
但し、今回の頒布会の出品酒全てに「作品名」が入るとは限りませんので
ご了承ください。
そこで今年の頒布会の作品内容に関しまして、お手元に届いてから、
どうしてもその中身が気になるお客様は、後日当店へ直接お問い合わせ
ください。(非公開部分以外の情報をお伝えします)
それでは2020年の「信州地酒頒布会」をお楽しみください。
最後までお読みいただき、まことにありがとうございました!