NHKの朝の番組で、石巻市の救急救命センターの50日間を追うというドキュメントを観た。
その中で医師団を統括する「石井先生」がすごかった。
TVで見るだけなので本当の人物像は分からないが、とにかく的確ですごい。
他の医師たちと意見を交わす場面もあったけど、そこはそれぞれを尊重するところもあり、なかなか難しい場面だったと思う。
とくに気を引かれたのは、避難所に食料が届かない、物資が届かない、「この、モノがあふれた時代になぜ?」と思う私の疑問が一蹴された部分だった。
市役所の会議で話す石井先生の言葉はとてもついていて、慌てた役所側はカメラを部屋の外に出さざるを得なくなってしまった。
結果、災害時においても、やっぱり「お役所仕事」なのだ。
自分たちに災難が降りかかってこないことにはとかく「時間がかかる」。
そこに人命が関わっていようがいまいが関係ないのである。
なるほど。
NHK信奉者ではないが、こういう番組は民放では作れないだろうな~と思った。
特に、震災以降、フィギュアの独占放映の件もあって、最近はフ○テレビを一切見ていない。
どうしても心情的に飛ばしてしまうんだな~。
いや、今回のはなかなか心に残る番組でした。
お医者さんも色々いるけど、本気のお医者さんは本当に格好いいと思います。