命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

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同じ在来馬なのにこの差は何?!

2018年12月20日 21時37分44秒 | 事件
けさのあさチャンビビットのテレビ番組で宮古馬のことが放映されていた。市の任意団体である宮古馬保存会は何もしてない印象を受けるみたいなことを言われていた。同じように思っていたので、とても共感を感じた。

本年度から宮古馬保存会は市の教育委員会生涯学習振興課内に事務局をおき、会長が宮古島市市長から教育委員会の教育長になった。その方が馬の活用に力を入れられるのだろうか? その理由の説明は保存会から発表されているとは思うが、どういうことなのだろうか。疑問を感じた。

そこで、他の在来馬の保存会や、保護協会の会長や使用する施設などが現在どのようになっているのかを前出の馬事協会さんのページを参考に、北から順番に調べてみた。

約1050頭存在する道産子、北海道和種馬の保存会は獣医師会館にあり、多数の民間人や乗馬施設、牧場などで飼養、活用されている。

約130頭の木曽馬は開田高原振興公社という公共企業体が運営する、木曽馬の里内木曽馬乗馬センターにある保存会で40頭ほどが、他は全国の動物園や学校、乗馬施設や個人宅などで飼養、活用されている。

約50頭の野間馬の保存会の活動の場はのまうまハイランド内にありそこの乗馬施設やその他全国9ヶ所の動物園や学校で飼養、活用されている。

約40頭の対馬馬(たいしゅうば)の保存会は対馬市上県行政サービスセンター内にあり、目保呂ダム馬事公園の乗馬施設で飼養、活用されている。

約110頭の御崎馬(みさきうま)は串間市役所 商工観光スポーツランド推進課で管理され、都井岬ビジターセンター(うまの館)には博物館があり、その付近に半野生で放し飼いにされている。唯一、国の天然記念物に指定されていて、使用形態も特殊だ。予防接種などは行っているが、馬任せの手のかからない飼養法だが、寿命は短く十数年になる。風光明媚な場所なので観光客が多い。馬たちは人を乗せることはないが、観光客相手に愛嬌を振りまいたり、その美しい姿を見せることによって働いている。宮崎の大切な観光資源だ。

約130頭のトカラ馬は鹿児島大学農学部 生物生産学科家畜育種研究室に保存会があり、開聞山麓自然公園で半野生で飼養されている。その方が手間とお金がかからない。調教などはしたくても難しくてすすんでいないそうだ。

約130頭の与那国馬の保存会は与那国町役場内にあり、馬たちは島内のヨナグニウマふれあい広場と沖縄本島のうみかぜホースファームで飼養、活用されている。

以上7種の在来馬たちの保存会は組織的にもしっかり機能し、在来馬たちはそれぞれの専用の場所や、施設で仕事をもらい働きながら、求められる役目をはたしているようだ。

他の在来馬の施設や保存への取り組みと宮古馬保存会を比べてみると雲泥の差に愕然とした。

宮古馬は宮古島市体験工芸村内の紹介ページの片隅で、宮古馬乗馬工房が馬の写真一枚の宣伝枠に紹介されているだけだ。現在の保存会を紹介するページはネット上にまったく見つからない!残念ながら、会はあってないようなもの、との指摘も納得できるお粗末さだ。


今、不思議な現象が起きた。別ページに掲載した飢え死にしたと思われる仔馬の写真が何もしていないのに、突如としてすぐ上の行間↑に挿入されてきたのだ!!何百枚と記事を書いてきてこんなことははじめてのこと。びっくりした。こんな不思議なことがあるとは!

君は無念の死をとげたのだね。修正せずにこのままにしておくからね。安らかに眠ってください。


国の天然記念物の宮崎県御崎馬(みさきうま)の様子を紹介するサイト
https://twitter.com/misaki_umauma
半野生でのびのびと幸せそうに生きる岬馬たち。この馬たちはその姿を見せるだけで宮崎県の観光客動員に役立っている。馬本来の姿を見せることによって働き、餌代を自ら稼いでいる理想的な環境に置かれた幸運な馬たちだ。怪我や病気の治療が手薄になるのは半野生である以上受け入れて生きることになり、寿命も十数年と非常に短いが、太く短く楽しく刺激的に生きている。

この御崎馬たちのように、宮古馬たちも、のほほんと草をはみながら、ごろろんと寝転びながら、パカランパカランと駆け回りながら、命を全うしてほしいと切に願います。


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