命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

円山動物園マレーグマ虐待死亡事件/脱走シマウマ水死事件/動物虐殺事件/宮古馬放置死事件/上げ馬神事

事件の影響(加筆有り)

2016年07月03日 14時45分37秒 | 事件
このニュース記事によって新たに判明したことがあったので、下線で示すことにした。

NHK NEWS WEB
2016年03月23日 18時54分
脱走シマウマ捕獲も溺死

<23日午前、土岐市のゴルフ場に入り込んで逃げ回っていたシマウマは麻酔のため動けなくなった状態で池に入って溺れ、引き上げられましたがまもなく、死にました。
このシマウマは22日夕方愛知県瀬戸市の乗馬クラブ「三国ウエスト農場」から逃げ出した2歳のオスのシマウマです。
23日朝6時半ごろ瀬戸市の隣の土岐市の国道で見つかり、土岐市妻木町のゴルフ場、「名岐国際ゴルフ倶楽部」に逃げ込みました。
シマウマはコース内を走ったり池を泳いだりして5時間あまりにわたってゴルフ場内を逃げ回りました。
シマウマは吹き矢の麻酔で動けなくなった状態で池に入っておぼれ、警察官らに引き上げられましたがまもなく、死にました。
捕獲に当たった獣医によりますと溺れて死んだと見られるということです。
獣医師などによりますと捕獲は吹き矢で麻酔薬を打ち込み、動けなくなって倒れたところを軽トラックにのせて運ぶ予定でした。
このため、土岐市の獣医が吹き矢、3本で手持ちの麻酔薬すべて、およそ300ミリグラムを打ち込みましたが十分に麻酔は効かず、シマウマは逃げ回りました。
このため、応援の獣医師を多治見市から呼んで、午後0時半までにさらに8本の吹き矢をうち、
麻酔薬あわせておよそ1300ミリグラム、馬にすると体重520キロ分が体内に入ったということです。

池に入っておぼれたことについて捕獲にあたった土岐市の嘱託獣医、服部明さんは「野生のシマウマを見たのは初めてだったし、どんな風にやっていいのか分からずなかなかうまく薬が注入できなかった。
麻酔が一番効いている状況の時にシマウマが池に入ってしまい、泳ぐことができず最悪の結果になった。なんともいいようがありません」と話していました。…>



大阪市役所のサイトの「市民の声」係にはバロンの繁殖などに対して抗議が寄せられ、そこには抗議の内容とともに団体に送付された回答書とよく似た「回答」が掲載されている。

「市民の声」

「天王寺動物園のしまうま【バロン】が逃げ出し、捕獲の際に上手く捕獲できず、池に追いやり溺死させた件について。あのように苦しんで亡くなる結果になり大変悲しく、遺憾な思いです。
 元々あのしまうまは天王寺動物園で繁殖させられたバロンだと知りました。どうして余剰になるような繁殖の方法を取るのですか。余って居場所がないからとオスだからと、動物を親から引き離し、人間にもまだあまり慣れていないのに、きちんとした施設も用意できないような業者に引き渡したんですか!天王寺動物園にも問題があると思います。そもそもバロンの立場を考えるならば親から引き離し、いきなり知らない場所に連れてくるなど駄目な事です。余剰繁殖自体が問題です。初めから責任の持てない、動物が幸せでない繁殖などさせるべきではありません。捕獲の際も警察や獣医など知識もあまりないような人達になぜさせたのですか。知識ある天王寺動物園がアドバイスすべきであったと思います。捕獲の際になぜ天王寺動物園は関与しなかったのか、大変な過失ですね。
 そもそも天王寺動物園の動物達は全然幸せそうじゃありません。ストレスで鳴いてる動物や異常に動き回ってる動物達がいました。自然で暮らしたいに決まってます。あんなに狭い所に閉じ込め、可哀想でしかありません。もっと動物の立場になるように動物園を改良してください。本来は動物園自体が反対ですが。評判も悪いです。
 以上お話しした点を全て改善して頂きたく思います。天王寺動物園を含め全ての動物園に改善して頂きたく思います。大至急検討してください。宜しくお願い致します。良いお返事お待ちしております。」

「先日、愛知県内の乗馬クラブから逃げたシマウマが岐阜県内のゴルフ場に逃げ込み、捕獲作業によって死亡するという痛ましい事件がありましたが天王寺動物園にいたシマウマのバロンだと知りました。
 不要な動物が出るとわかっていても繁殖を行い、動物の数を増やしてその後、動物の飼育環境が徹底していない業者に渡してしまうとは人間としてとても無責任な行動だと思います。
 お金儲けの為に、尊い動物たちの命が軽々しく扱われる社会は危険なもので、子ども達の道徳教育にも悪影響だと思います。
 動物たちの命を尊重するように行政として徹底した指導を行ってください。」

「回答」建設局公園緑化部 天王寺動物公園事務所(電話番号:06-6771-2174)より

「当園で飼育しているグラントシマウマについては計画的な繁殖を行っており、バロンの母親もブリーディングローン(繁殖のための貸し借り契約)に基づき当園で飼育されているものであり、増えるに任せての自然繁殖ではありません。
 自園内のように施設等の状況を把握している場所で逃走事故があった場合には捕獲方法についての助言は可能ですが、今回のような広いフィールド内でなおかつ地理的状況も把握していない場所で逃走している場合は、捕獲方法についての的確な技術的助言ができず、曖昧な助言をすることでかえって捕獲作業に従事している方に危険を及ぼす可能性もあることをご理解いただきたいと思います。
 当園では動物園・水族館以外にも動物商との動物交換を行っておりますが、その際には動物商が「動物の愛護および管理に関する法律」に基づく「販売業」の登録を有していることを確認したうえで、同法に定める規定に照らして、当該動物商が動物の取引に関する関係法令に違反していないことを聴取し契約を結んでおります。
 今回、当園の所有であったシマウマが二次販売先でこのような不幸な結末を迎えたことについては非常に遺憾であり、今後再発防止の観点から動物の交換や譲渡を行う際には、二次販売先までの情報収集に可能な限り努めてまいります。
 また、飼育動物のほとんどが動物園等で生まれた動物となっている状況の中、動物園の動物に応じた動物福祉を考えていくことは大変重要なことだと認識しています。当園では動物の飼育環境に変化を与え、動物の生態から見て望ましい行動を引き出す環境エンリッチメントや、動物の安全な治療や収容などのための自発的行動を引き出すハズバンダリートレーニングといった手法を導入するなどの取り組みを進めており、今後さらに動物福祉の向上のために努めてまいりたいと思います。」

http://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000322149.html

http://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000322150.html

事件が終わるまで、近隣住民は長時間にわたって外出もままならなかったろう。ゴルフ場の営業をストップさせ芝を荒らしまくり、ニュースを見る人たちを呆れさせ、悲しませたこの事件。張本人たちはお互いのせいにしたいかもしれないが、一蓮托生なのだ。ネット上でいいので、迷惑や影響を受けた多くの人たちへのひとことがあってもいいのでは?と思う。

人間の不注意でバロンは殺されてしまったが、大きなケガをした人はなく、ゴルフ場も翌日から営業できたくらいの被害で済んだことは不幸中の幸いであった。  


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