【札幌市立円山(まるやま)動物園マレーグマ虐待死事件について】
2015年7月25日朝9時、札幌市立円山動物園でマレーグマ担当のS飼育員がいつものようにマレーグマ舎に行くと、すでに冷たくなっている雌のマレーグマ、ウッチーを寝室で発見した。
円山動物園に来て28年、元気で穏やかに暮らしていたウッチーがなぜあのような死に方で死ななければならなったのか調べてみた。次から次へと信じられないことばかりが出てきた。
マスメディアの報道は証拠の動画を見ることもしないせいか、園の説明を鵜呑みにしたかように、なんでもない事件だと思わせるようなコメントばかりが多く、真相究明しようとする姿勢は感じられない。市長は動画を見て問題視し調査を依頼、ネグレクト型の虐待事件だと調査に入った市の動物管理センターに発表※されたが、職員におとがめはなく改善勧告と改善計画書の提出だけで済まされている。
このまま風化させるのは忍びなく、このブログを開設し記すことにした。
今日発売の週刊文春9月17日号の記事↑
※北海道新聞のどうしんウェブより
「ネグレクト型の虐待」札幌市センターが円山動物園に勧告 マレーグマ問題
08/21 16:00、08/22 01:48 更新
札幌市円山動物園でマレーグマの雌ウッチー(推定30歳以上)が同居訓練中、若い雄に襲われて死んだ問題で、同市動物管理センターは21日、繁殖を含む管理体制など組織全般に問題があるとして同園に対し、動物愛護管理法に基づく改善勧告を行った。同センターはその後の記者会見で「ネグレクト(放置)型の動物虐待だ」と指摘した。
日本動物園水族館協会(東京)によると、公立の動物園に対する改善勧告は「極めて異例」という。
同センターの向井猛所長が同日、同園の柴田千賀子飼育展示課長に勧告書を手渡した。勧告は同園が行った3頭による同居訓練の成功例が他になかったことや、約20分間にわたる雄の攻撃中も放水などの中止措置を行わなかったことを指摘。「過度な動物間の闘争を避ける」「必要な診療を受けさせる」といった、同法が定める基準7項目を満たしていないとした。
その上で、《1》同園の動物全ての管理体制の見直しと、必要な人員確保やマニュアルの整備《2》全職員対象に適正飼育を理解させる教育―などを行い、改善計画を今月28日まで、改善結果を9月30日までにセンターに報告するよう求めた。
訓練は雄ウメキチ(5歳)と雌ハッピイ(8歳)の繁殖を進めるため、ウッチーを「仲介役」に6月16日から5回実施。ウメキチのウッチーへの攻撃は7月24日まで続き、翌25日にウッチーが死んでいるのが見つかった。5回のうち3回は飼育員や獣医師ら2人が立ち会ったが、7月6日と24日は飼育員1人だった。
☆マレーグマとは
マレーグマについてはこの事件を知るまではあまり良く知らなかったが、数多くの動画を見るにつけ愛らしく人間くさい彼らたちの魅力に惹かれるようになってきた。参考までにURLを
貼らせていただいた。
ウィキペディアのページ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%9E
旭化成へーベルハウス川口先生のペットコラム(マレーグマとその他のクマについての説明)
http://asahi-kasei.co.jp/hebel/pet/kenkyu/blog/2012.01-2012.03.shtml/
では、本題に入って行こう。
1.三頭のマレーグマについて
ウッチー(雌) 推定30歳以上 1987年入園
人間でいうと90~100歳相当で国内最高齢の野生由来のマレーグマ(絶滅危惧種指定)
青い目の人懐こいおばあちゃん熊 出産経験はないが雄との同居経験あり
ハッピィ(雌) 8歳 2009年入園
ウッチーと仲良く同居していた フレンドリーな性格 高知県立のいち動物公園の熊
ウメキチ(雄) 5歳 2011年入園
個室飼い わんぱくで遊び好き 東京都立上野動物園の熊
寝室は雄雌それぞれ一部屋ずつあり、雌雄交代で共有する屋内外の展示スペースがあった。
虐待死事件はアジアゾーン熱帯雨林館マレーグマ舎の屋外放飼場で起きた。
円山動物園公式サイト↓
http://www.city.sapporo.jp/zoo/index.html
アジアゾーンの見取り図など
http://www.city.sapporo.jp/city/mayor/interview/text/2012/20121128/documents/asian-zone.pdf#search='%E5%86%86%E5%B1%B1%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%9C%92+%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3+%E8%A6%8B%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%9B%B3'
2015年7月25日朝9時、札幌市立円山動物園でマレーグマ担当のS飼育員がいつものようにマレーグマ舎に行くと、すでに冷たくなっている雌のマレーグマ、ウッチーを寝室で発見した。
円山動物園に来て28年、元気で穏やかに暮らしていたウッチーがなぜあのような死に方で死ななければならなったのか調べてみた。次から次へと信じられないことばかりが出てきた。
マスメディアの報道は証拠の動画を見ることもしないせいか、園の説明を鵜呑みにしたかように、なんでもない事件だと思わせるようなコメントばかりが多く、真相究明しようとする姿勢は感じられない。市長は動画を見て問題視し調査を依頼、ネグレクト型の虐待事件だと調査に入った市の動物管理センターに発表※されたが、職員におとがめはなく改善勧告と改善計画書の提出だけで済まされている。
このまま風化させるのは忍びなく、このブログを開設し記すことにした。
今日発売の週刊文春9月17日号の記事↑
※北海道新聞のどうしんウェブより
「ネグレクト型の虐待」札幌市センターが円山動物園に勧告 マレーグマ問題
08/21 16:00、08/22 01:48 更新
札幌市円山動物園でマレーグマの雌ウッチー(推定30歳以上)が同居訓練中、若い雄に襲われて死んだ問題で、同市動物管理センターは21日、繁殖を含む管理体制など組織全般に問題があるとして同園に対し、動物愛護管理法に基づく改善勧告を行った。同センターはその後の記者会見で「ネグレクト(放置)型の動物虐待だ」と指摘した。
日本動物園水族館協会(東京)によると、公立の動物園に対する改善勧告は「極めて異例」という。
同センターの向井猛所長が同日、同園の柴田千賀子飼育展示課長に勧告書を手渡した。勧告は同園が行った3頭による同居訓練の成功例が他になかったことや、約20分間にわたる雄の攻撃中も放水などの中止措置を行わなかったことを指摘。「過度な動物間の闘争を避ける」「必要な診療を受けさせる」といった、同法が定める基準7項目を満たしていないとした。
その上で、《1》同園の動物全ての管理体制の見直しと、必要な人員確保やマニュアルの整備《2》全職員対象に適正飼育を理解させる教育―などを行い、改善計画を今月28日まで、改善結果を9月30日までにセンターに報告するよう求めた。
訓練は雄ウメキチ(5歳)と雌ハッピイ(8歳)の繁殖を進めるため、ウッチーを「仲介役」に6月16日から5回実施。ウメキチのウッチーへの攻撃は7月24日まで続き、翌25日にウッチーが死んでいるのが見つかった。5回のうち3回は飼育員や獣医師ら2人が立ち会ったが、7月6日と24日は飼育員1人だった。
☆マレーグマとは
マレーグマについてはこの事件を知るまではあまり良く知らなかったが、数多くの動画を見るにつけ愛らしく人間くさい彼らたちの魅力に惹かれるようになってきた。参考までにURLを
貼らせていただいた。
ウィキペディアのページ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%9E
旭化成へーベルハウス川口先生のペットコラム(マレーグマとその他のクマについての説明)
http://asahi-kasei.co.jp/hebel/pet/kenkyu/blog/2012.01-2012.03.shtml/
では、本題に入って行こう。
1.三頭のマレーグマについて
ウッチー(雌) 推定30歳以上 1987年入園
人間でいうと90~100歳相当で国内最高齢の野生由来のマレーグマ(絶滅危惧種指定)
青い目の人懐こいおばあちゃん熊 出産経験はないが雄との同居経験あり
ハッピィ(雌) 8歳 2009年入園
ウッチーと仲良く同居していた フレンドリーな性格 高知県立のいち動物公園の熊
ウメキチ(雄) 5歳 2011年入園
個室飼い わんぱくで遊び好き 東京都立上野動物園の熊
寝室は雄雌それぞれ一部屋ずつあり、雌雄交代で共有する屋内外の展示スペースがあった。
虐待死事件はアジアゾーン熱帯雨林館マレーグマ舎の屋外放飼場で起きた。
円山動物園公式サイト↓
http://www.city.sapporo.jp/zoo/index.html
アジアゾーンの見取り図など
http://www.city.sapporo.jp/city/mayor/interview/text/2012/20121128/documents/asian-zone.pdf#search='%E5%86%86%E5%B1%B1%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%9C%92+%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3+%E8%A6%8B%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%9B%B3'