市川稔の米(マイ)情報

ゴルフ場経営と国家経営

ゴルフ場経営と国家経営。

まったく関係ないのですが。

ふと、すごく似ているなぁと思ったのであります。
今朝の新聞にも小さな記事で民事再生法申請、負債113億円とありました。

営業は続ける。

ゴルフ場の場合負債のほとんどは「会員」から集めたお金。
いわゆる会員権という紙切れが本物の紙切れになるのです。

会員が支払った金はゴルフ場建設のために消えています。
(バブル期には外国のリゾートへの投資やらで消えていたこともあります)

したがって会社には現金はありません。

会員権というものは信用で成り立っていたわけです。
大半と言ってよいほどゴルフ場は破綻しました。
債権者のほとんどが会員なのであまり社会問題にならないのです。


これを「国」に置き換えると。

国民が預けた預金。
郵貯や銀行預金。
この多くが国債に化けています。

国は「信用」で国民から金を吸い上げ使っています。

国債というものも紙切れです。

日本の場合は、国債を外国に買ってもらうのではなく、国内で調達できているからなんとかなっている。

使う金ばかり議論している。

税収を上げるにはどうすれば良いのか?
新しい産業を興さなければならない。

会社で言えば、売上や売上総利益を考えずに、経費の使い方ばかり議論しているのと同じ。

このまま行けば多くのゴルフ場と同じ運命になるだろう。

目先の選挙で勝つことが最大の目的になっている。
(最悪です)

日本人の長所であり欠点は「問題を先送り」にすることだ。
これは「米作り社会」から来ている。

米作り社会では共同社会であった。

問題は先送りにして摩擦を避ける。

時間が解決するという知恵があったからだ。

現在起きていることは時間では解決しない。
更に悪くなる。

財部誠一さんの借金時計

自分で生き抜くという強い信念を持つことが大事。

小生はそう思う。

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