特に、米のような土地利用型農業は急劇な変化には対応出来ない。
しかも、一年一作と回転も悪い。
米作りで食べてゆくにはかなり高価でないと。
面積が増えずに価格が下がって行くのだから同じことをしていれば毎年売上げは減少する。
品目横断のように作物を組み合わせていく方法もひとつだろう。
WTOやFTAによる自由化もいやおうなく進んで行くだろう。
生産コストを下げていかなければならないが、ほとんどの生産農家は従来の作り方そのままだ。
コストダウンできていないのに販売価格が下がるのだから利益はなくなる。
19年産米の内金(概算金)の金額では秋の支払いが出来ない農家も続出する。
JAが緊急融資を行うと説明会で話している地域もある。
特に、農地価格が高いときに買った農家、あるいは販売をJほとんどJAに委託していた。
あるいは、地場の業者に相場で販売していた農家は厳しい。
今から価値を付けて販売先を探すといっても簡単にはいかない。
第一、玄米を販売しないで在庫を自分で抱えれば運転資金がまわらないだろう。
経営破たんする農家がどんどん出るだろう。
わたしは提案したい。
経営が破たんすることはある。
しかし、まったく再起できないようなことにしてはいけない。
担保に入っている農地を出しても、使用権を認めることだ。
機械にしても取り上げてしまうのではなく活用できるようにすれば良い。
経営が破たんするということは金が足りない、まわらなくなるということです。
借りた金を返せないのに返済するから破たんするのです。
産業再生機構や、金融機関が破たんのときは公金をあて救ったではないか。
農業者や中小零細業者が経営破たんした場合は死ねというのか。
わたしはそんなことをしてはいけないと思う。
まずは、金融機関に実情を話して元金返済を止めさせてもらうことだ。
そんなことは、珍しいことでもなんでもありません。
ここでは詳しいことは書けませんがやり方はいろいろあるのです。
経営の数字は簡単に変えられません。
過剰設備、販売単価の下落、過剰投資、あるいは経費を使いすぎていたのかも知れません。
しかしながら、なんとしても再生をするのです。
やり方が分からない場合は専門家に相談するのです。
立派にやっている農業経営者もたくさんいます。
しかし、不幸にもうまくいかなくなった農業経営者は諦めてはいけません。
打つ手は無限です。
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