農業者向けの専門誌だけなら目に留まる範囲は狭いが文芸春秋となるとわけが違う。
やはり、さっそく農水省からクレームが入ったそうだ。大臣が反論を出すと言ってきたとのこと。
返す刀で切り返すと・・・
実際には反論することは難しいということになったそうです。
政治は誰のものか?
国家公務員(官僚)は誰のために働くか?
表向きというか正論は「国民のため」に働くわけですが実際にはどうでしょうか?
よく言われることですが、国益より省益が優先。
省の予算獲得のための手段を考え実行するのが仕事になってしまう。
事故米問題でも再発防止のための予算を獲得することに成功。
自給率向上は政府の目標になっているし、国民に知らしめるための予算を付けることに成功。
小生もその仕組み(からくり)については知りませんでした。
金額ベースでは7割ということは知っていましたが詳細を分析することは出来ていませんでした。
小生が前に出演させていただいたNHKの番組「にっぽんのこれから」で「食を考える」という生番組でしたが、当然のことながら筋書きというか番組の進行や落としどころは事前にスタッフが用意します。
二者択一の質問で迫ります。
自給率を高めることに賛成か反対か?
米は守るべきか自由にすべきか?
こういう質問では自給率高める。
米は守るべき。
圧倒的にそういう答えになってしまいます。
物事はそんなに単純ではないのですがテレビではそうなってしまいます。
なにげなくテレビを観ている視聴者はなんとなくそう思ってしまいますね。
結局のところそれが世論を作ることになると小生は思うのです。
小生の知識など小さなものです。
知らないことだらけです。
しかし、専門分野に関してはそれなりに勉強し判断力を高める訓練(古い言い方だねぇ)が必要かと思うのです。
安岡正篤先生の物の見方三原則は小生の好む言葉。
第一に、
何事によらず物を観察し考察するには、決して目先に捉われないで、できるだけ長い目で見るということ。
第二は、
物の一面にこだわらず、出来るだけ多面的に、又出来るならば、全面的に考えるということ。
第三は、
物事の枝葉末節に走らないで、出来るだけ根本的に考察するということ。
こういう見方で観察してみたい。
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