市川稔の米(マイ)情報

簡単な収益構造の話し

会計事務所から事務所通信というものが毎月送られて来ます

経営に関すること、会計に関することなど分かりやすく解説しています

10月号で「付加価値を増やす経営をしてみませんか?」というものがありました

売上から変動費を差し引いたものが付加価値(限界利益・粗利益)




簡単なことですが、変動費と固定費のことがよく分かっていない人もいます


この、モンブランを100個販売したケース、200個販売したケースを見てみましょう








①売上5万円 @500円 100個
②変動費(仕入)14000円 @140円×100個 
③付加価値(限界利益) ①-②=③ 36000円
④固定費(1日分)4万円
経常利益 △4千円


200個販売した場合
⑤10万円 @500円×200 
⑥28000円 @140円×200
⑦ ⑤-⑥ 72000円
⑧固定費 4万円
⑨経常利益 ⑦-⑧ 32000円


変わらない経費のことを固定費と呼びます

売上があってもなくても掛かる経費のことです
家賃、人件費、水光熱費、支払利息、減価償却費など

変動費とは売上に比例するもの

仕入れ、原材料費、外注費などです


売価500円を450円にすると

売上9万円 450円×200個 
変動費28000円
付加価値62000円
経常利益22000円

経常利益は31%減ります

売価550にすれば、

経常利益42000となり31%増えます


モンブランのような製造品の場合はオリジナル商品ですのでその店、会社独自のもの造れます

①安くしてたくさん販売する

②売価上げて少ない個数でも利益出るようにする


市場拡大期は①の戦略が普通でした

市場縮小期は②の戦略が求められます


朝から晩まで懸命に働き、忙しいばかりで儲からない

社員に十分な給料、賞与も払えない

これではいけません


もうひとつ、こういう考えもあります


増し分固定費ゼロ


自社で製造販売する商品に加え、他社で製造した商品を販売する

製品は直送で自社のトラックや社員使わない

会社の固定費は同じですから、増えた付加価値(限界利益・粗利益)はそのまま経常利益に上乗せ

弊社で言えばパックごはんがそれ
売上大きいが利益率低い
固定費変わらないから小さな付加価値率でもまったく問題ないわけです

それで価格競争力つくる


それを「増し分固定費ゼロ」の戦略と言います


そういうのを上手に組み合わせるのもひとつのやり方です




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