ご存知のように、新潟は世紀の大プロジェクトを展開しています。
かつて、米の生産では経験したことのないことを実行しているからです。
それは、新しい品種の米に全面的に作付けを変更したということです。
85パーセントを超えるようです。従来コシヒカリではない、コシヒカリBLが。
集会の中で、幾人もの生産者が、BL稲は成長スピードが違うと言うのです。
小生は、肥料の効き方や、肥料の与え方が、一枚の田んぼの中でも異なるので、恐らくそんなことではないかと内心思っておりました。
28日、日曜日の朝、生産者4人と見に行きました。
オドロキを通り越して「唖然」という表現が当っているかも知れません。
それが写真の田んぼです。
写真では、分かりにくいですが、一枚の田んぼなのに、稲の高さは違うは、生育の度合いは違うは、こんな田んぼ見たことないと異口同音・・・。
この田んぼの生産者は、日本一米がうまいと言われている、魚沼の「塩沢町」で9haも栽培しているプロ農家です。
試験栽培を頼まれ、昨年まで何年か「コシヒカリBL」を栽培したそうです。
その時はなんでもなかったと・・・・・・
なにせ、栽培している本人が一番ビックリしています。
おそらく、昨年までは、コシBLでも単品での栽培ではなかったかと・・・。
本格栽培の今年は、コシヒカリBL1号から4号を、1:2:5:2の割合でブレンドした種籾を使用しているのですね。
信じられない話ですが、1号から4号では生育ステージが異なるのではないか?
それを、ブレンドした「種籾」がうまく混ざっていなかったのでは?
生産者の皆さんはそんな仮説を立てていました。
生育ステージが異なる稲が1枚の田んぼに共生している。
刈り取り適期はどうなっちゃうの?
もう、あと1ヶ月もしないうちに収穫が始まります。
新潟コシヒカリBL。
消費者が買い求める米には「BL」という文字というか、表示は出てきません。
現在のような「情報公開」の時代に、あえてBLということを表示しない理由はどこにあるのだろう。
小生には理解できません。
小生が経営する会社では、キッチリと情報公開してゆこうと思っています。
コメント一覧
市川 稔
市川 稔
はなふさ
最新の画像もっと見る
最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2004年
人気記事