市川稔の米(マイ)情報

中小企業の資金繰り

気になる記事があり

今年3月から6月まで中小企業の借入金は大幅に増えた

資本金1000万円から1億未満の企業をみると、融資期間が1年以上の長期借入金は約3兆8000億円、
期間1年未満の短期借入金は約6兆3000億円それぞれ増えた

ビックリ!


コロナ関連で緊急融資が行われた期間だ

小生が驚いたのは短期借入金が長期の倍近いということだ

短期というのは1年未満でその短い期間に返済するというもの

お米やお茶など収穫期に年間分仕入れて販売して資金回収して返済する

そういう使い方が一般的

通常の運転資金が不足しているものを埋めるために短期借入していたら資金繰りが忙しく夜も眠れない

コロナで業績悪化して資金不足になり短期借入していたらどうなるか?

「借り換え」しないと資金まわらない

銀行は月次試算表を求めるだろう

その時に業績回復していれば良いが、悪化が続いていれば銀行は借り換え渋るだろう

借り換え出来なければ資金繰りショート(資金不足)


運転資金といえども長期資金を調達しておくのが望ましい

コロナ特別対応で利息は国が、信用保証協会の保証料は都道府県が負担

そういう特別融資があった

実質0金利、保証料0

会社経営が破綻するというのは資金がまわらなくなることをいう

資金さえまわせれば短期的に業績悪くても回復は可能

経営者の大事な仕事は会社の資金繰りです


中小の資金繰りに再び壁 民間短期融資が借り換え期に

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