市川稔の米(マイ)情報

令和3年産 米需給のこと

早いですね

昨年からコロナ禍で米需給にも変化が

業務用が全体として需要減った

家庭用若干増えたが

小生の持論は

「コメ問題は在庫問題」

穀物、米は一年一作が基本

保存が出来るので在庫を持ち消化してゆく

その「在庫」をどこが持つかということ

作物の中でお米は特別扱い

多額の税金をつぎ込んでいる

主食用の米の作付けを減らすために転作奨励

麦、大豆、蕎麦などがある

水田のまま転作ということで、新規需要米(エサ米、輸出用米、牛の餌にする稲WCSというものもある)

本来、事前に売り先見つけ、契約をしないといけないのだが、

日本お得意の特例設け、後からでもOKにしている

主食用で作付けしたが、途中で用途変更するというわけだ

もう、なんでもありの世界

主食用以外にするということは多額の交付金が必要になる


2年産在庫積み上がり

米会社も過剰在庫持っているところたくさんあり

2年産は秋の相場より下がったので在庫処分すると多額の損失が出る

しかし、3年産が出回れば2年産の行き場無くなるし


一般的には秋の相場はボロボロという見方が強いが


これがコメ問題のおかしなところで


「天の声」や「神の声」あるいは「変な声」が聞こえてきたりする

B銘柄中心にかなり主食用以外に流れる


これもそういう影響だと思う
なにせ、市場原理ではない動きするから

堂島コメ先物取引、上場廃止の可能性も 試験上場延長せず


秋の新米相場はそれほど下がらないかも

そういう見方も出てきた


市場原理が働きにくい

行政や政治が動くからだ


これは全体の話し


あくまで、需要に沿った作付け、仕入をすることだ


「売り」があって初めて「買い」があることを忘れてはいけない


しかし、在庫問題はずっとついてまわる


そういう中、わが社のポジションをどこに置くかということだ



1、変えること
2、変えないこと
3、やめること


整理することだ







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