落ち込み率が半端ではありません。
クルマとはよくよく考えてみると「流行商品」なのですね。
外観デザイン、内装デザイン、素材、エンジン、タイヤ、ホイール、あるいは欠かせないものになったカーナビにしても。
アメリカの自動車産業は主に国内産業です。
アメリカを引っ張っている新しいエンジンはグーグルであり、マイクロソフトであり、ヤフーなど世界中を商圏として活躍しています。
アメリカの自動車市場は世界でも特異なものです。アメリカの広い広い土地にはピッタリのサイズと錯覚してしまうほど合っていました。
でかい排気量にでかいボディサイズ。
一方、欧州のクルマメーカーは小型車が得意です。
なぜかと言えば自国や欧州で売れるクルマは圧倒的に小型車だからです。
クルマは販売単価の高いものが利益率高いのは当然のことですね。
軽自動車でもタイヤは4本、ホイールも4個、ミラーも必要、ステアリングも必要なんですから。
このところ小生が注目している輸入車があります。
日本では輸入車といえば圧倒的にドイツ車が人気あります。
台数ではVW、メルセデスベンツ、BMWというところが上位。
そこに異変が起きています。
08年11月、12月の直近のデータをご覧ください。
外国メーカー車新規登録台数08年12月
08年11月12月はベンツ、BMWともに前年同月比約半分という信じられない悲惨な状況でありました。
新型車の投入時期とか別の要因もあろうかと思います。
それに比較するとアウディの健闘が目に入ります。
販売台数は輸入車第4位。
08年1月~12月は前年比105パーセントと大健闘。
「クルマとは流行商品」なのだと改めて認識するのでありました。
小生が初めて輸入車に乗ったのはアウディ100というクルマでした。
FFに5気筒エンジン。広い車内が印象的でした。
最近のアウディはVWと同じ車台を使っているとは思えないほどデザインが良い。
エンジンもスーパーチャージャーやターボを上手に組み合わせ出力、トルク向上と省燃費を実現しています。
A5やA6あたりが小生の好みかな。
売れないクルマ産業の中でも消費者の支持を得ている商品があるのだということを見なくてはと思うのです。
お客様から支持される商品・サービスというものが基本でありそこをおろそかにして企業の繁栄はない。
企業再建は政府にはできません。
あくまで支援であり援助であります。
錯覚をしてはいけないと思う。
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