需要に応じて生産されるが、農産物は天候により大きく収量や品質がぶれることがある。
だから、ある程度は安全面考慮して在庫を持つことになる。
日本国内で見れば、コメは3割、4割という大幅な減反をしてもまだ過剰生産だ。
一方、小麦は約9割近く輸入に頼り、その数量は年間550万トンにも達する。
(小麦は粉食。今、官民で取り組んでいる米粉は小麦粉の代替えとして1割達成しても55万トン程度。現実は極めて難しいということが分かる。)
小麦輸入は政府が行っている。(商社が代行しているが)
安く買って利益をのせて売り渡す。
その差益を国内生産の支援などに向けている。
さて、過剰生産の国内のコメ問題。
価格維持のための過剰米対策はやらないと現政権の方針。
生産農家には制度に参加していれば、二重の補償があるので大丈夫と言っている。
定額部分と変動部分のことだ。
2010年10月末(米穀年度)のコメ在庫は前年分だけで40万トンとか予想されているようですね。
小生の持論は、生産量が多い、東北、北陸、北海道などの地域問題であると。
もうひとつの問題は在庫問題。
在庫=リスク
リスク=利益又は損失
小生の会社のように規模の小さな会社でも在庫リスクとの戦いでもある。
一年に一度収穫されるコメを安定的に販売するには在庫を確保しなければならない。
お客様は予約で買ってくれるものではないので、販売状況、在庫状況を睨みながら販売しなければならない。
必要なものを必要なだけというわけにはいかない。
どこかの段階でその調整が必要なわけだ。
現在のコメ問題の大きな部分はここに表れていると思う。
強みと弱みは表裏一体のもの。
わが社で言えば、取引先農家としっかり連携して行くことが肝要だと思っている。
信頼関係が出来ているかどうか。
そこが大事だと思っている。
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