一般の人が選考するのではなく、モータージャーナリスト中心のいわゆる専門家が選んだクルマです。
レクサスLS460が選ばれました。
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旧セルシオの新型ということになりますが、トヨタがかける意気込みはすごいね。
レクサスをいかに高級ブランドにできるか。
この一点に掛かっていると云ってもよいでしょう。
レクサスブランドも販売台数がイマイチでしたからLS460はそういう意味でも大きな期待を背負って登場したのでした。
販売台数も好調のようです。
小生の友人も注文しましたが、値引きはゼロということなので「利益商品」であることは間違いありません。
日本メーカーが「プレミアムカー」のマーケットに進出するわけです。
最大のマーケットである北米で「レクサス」「インフニティ」「アキュラ」など日本メーカーがそこそこ成功しました。
それを自国である日本で展開しようとするものです。
プレミアムカー、ブランドカー、高級車については、ドイツ、イタリア、イギリスなど歴史があります。
なんといってもフェラーリは別格でしょうね。
日経MJに会長インタビューが出ていました。
フェラーリはクルマを売っているのではありません。
顧客に夢を販売しているのです。
徹底した供給制限の戦略をとっていますね。
注文リストに載ってから1年半から2年は待つことになります。
宣伝は一切しません。
宣伝をすると大衆商品に近づくからです。
唯一の宣伝活動はF1です。
フェラーリにとってF1とはそういう特別なものなのです。
全世界で年間5000台から5500台程度。近い将来6000台まで引き上げるそうだ。
日本のマーケットはその10パーセント程度。
さて、レクサスLSの話しに戻します。
実際の競合は
メルセデスベンツSクラス
BMW7シリーズ
あたりが一番でしょう。
日本人はドイツ車が大好きです。
レクサスLS460は専門家の試乗レポートでも群を抜いた性能、スペックで評価も良いです。
ただ、プレミアムカーというのはスペックやカタログ上の性能比較では語れない部分が大事なのでしょう。
たとえて云えば、京都の老舗高級料亭と、贅の限りをつくし、一流の料理人を集め新しく作った高級料亭の違いかも知れません。
持つ喜び、乗る喜び、運転する喜び。
日本製品の将来を考えるとき、世界中の大衆を相手にした商品に加え、欧州のメーカーが得意なプレミアムなマーケットにどうしても入ってゆく必要があります。
ブランドを作るというのは良いクルマを作るというだけでは出来ません。
たとえばBMWは運転席に聞こえる(左ハンドル側)エンジンサウンドをチューンする専門スタッフが何人も居る。
ただ、静かなだけが最高ではないのです。
フェラーリのエンジンなどは吠えるという表現を使いますね。
日本流のプレミアムカーが世界から賞賛されるようになってほしい。
つづく・・・
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