最初に診てもらったのは6月27日でした。
皮膚の異常
ついでに診てもらった足の裏のホクロのようなもの。
2mmのもので非定型。2ヶ所。
ホクロは左右対称だそうで。
皮膚がんの一種で「メラノーマ」というたちの悪いガンがある。
その疑いがあると・・・
早い段階なら完治することが出来るが遅れると全身どこに行くか分からない。
転移した場合の治療法が無いらしい。
すぐ切除するか。
少し細胞を取って病理検査してから判断するか。
後者を選択することになりました。
6月27日には、リンパの触診、CT検査も行った。(異常なし)
7月2日 足の裏に麻酔を注射し、メスを入れ細胞を少し取った。 足の裏の注射が体の中で一番痛いのだそうだ。 ほんとうに痛かった!
他のところに移転というかそういうものはない。
7月8日 病理検査の結果を聞きに行った。
断定は出来ない。
メラミン色素はある。
放置すると悪性黒色腫(メラノーマ)になる可能性あり。
医師の判断は周辺含め切除することを勧めると。(大きめに切除するということ)
准教授の意見なのでそれに従うことにしました。
それで7月21日入院し22日手術という経過に。
手術は局所麻酔で行った。
痛さを体験していたので事前にお願いしてみた。
全身麻酔でやれないか
脊椎麻酔はどうか
大腸検査の時のように鎮静剤で眠っている間にどうか
全部却下され(笑)
もちろんそれぞれちゃんとした理由があり。
足の裏、足底部、いわゆる土踏まずの部分。
ここをおよそ直系38mmの大きさで削り取るというか切除。
深さは定かではないが、5mm~10mmくらいだろうか。
だから、凹んだようになります。
足の付け根の部分の皮膚を7cmくらい取りそれを移しました。
弾力性がある皮膚のところは切除しても簡単に縫い合わせることができる(驚き)
ベッド上で安静状態が続く。
術後7日目だろうか、初めて包帯を取り患部を診る。
それ以後は1日1回包帯を取り換える。
シャワーが許されたのは10日目だったと思う。
自分で患部を石鹸の泡で優しく洗う。
頭をシャンプーしたのも10日ぶりか。
看護師さんがやってくれました。
14日後の8月3日に退院し自宅でリハビリ。
8月10日に外来で病院に行く。
医師は患部を診て「順調ですよ」という。
自分ではどう見ても順調には見えないが・・・
皮膚、肉切除しているのだから普通であるわけがない。
8月10日に病理検査の結果の説明を受けました。
まわりくどい解説ですが、
なんのことはない、ガンとは認めないというもの。
結果はそういうことになりました。
日本では一年間にガンになる人が100万人くらいいるそうです。
人間も必ず死ぬわけで、ガンで死亡するのは3人に1人くらいでしょうか。
だから、ガンになるということは珍しいことでもなんでもない。
ただ、人間は元気な時にはずっとそれが続くと錯覚しているのだ。
なぜ、自分が・・・
という自分中心に・・・
もし、私がメラノーマであれば全国に1400人くらいしかないガンになったわけで。
10万人に1人みたいな。
結果としてそうではなかった。
10年前から人間ドッグを連続して行っている。
大腸カメラ、胃カメラも。
頭部のMRIも行っている。血管の状態を診るのだ。
血液検査のデータも9年分蓄積している。
ガンはとにかく早期発見することだ。
さすがに、皮膚はあまりみないからねぇ。
以前から云っていることだが、
やれる時にやれることを
出来る時に出来ることを
この一瞬が大切
今日出来ることは明日に延ばすな(中学の卒業寄せ書きに書いた言葉)
後継者の育成
永遠はない
今回のことで人生観変わりました。
入院中はかみさんがつきっきりで看病してくれたし。
今回の発見もかみさんだし。
退院してからもずっと面倒みてくれているし。
あたまが上がらないねぇ。
子供たちや身内も心配し協力してくれた。
友人からは励ましやお見舞いも。
本当に感謝です。
残された人生何をすべきか?
優先順位をしっかりつける
自分の会社に行く時間を減らす
なるべく人に会いに行く
情報集める、調べる、研究する
そして、
次の「飯の種」を「探し」「撒いておく」ことにしようと思う。
追伸
ガン保険は見直した方が良い。
小生の場合、平成5年に加入して22年払い続けていた。
ご丁寧に特約まで付けて夫婦で月1万以上払っていた。
「ガン」と診断されたらというのがくせものでありまして。
悪性新生物の定義なんて加入する時にしっかり確認していない人多いと思う。
簡単に言えば、深く侵攻しているガン、ステージでいえばⅢとかⅣでないと出ない。
早期がんなら「上皮内新生物」となるのだが、この場合の補償は極めて少ない。
ガン保険見直すべし。
医療保険か共済の中から選択した方が良いと思う。
(小生の場合、ガン保険はNG、共済は少しだが出る予定)
医療費も日本はすごく恵まれていて、収入により月額医療費の上限が決められていてそれ以上の個人負担はない。
役所に行けば認定証すぐ出してくれる。
別料金なのは差額ベッド代、高額医療費の一部くらい。
注意! 医療費は月単位なので月をまたがない方が得策です。
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