日本では企業の接待とか、会社というものが軸になって広がった感があります。
いわゆる、お付き合いで始めたというもの。
退職し会社関係のお付き合いがなくなるとゴルフも自然消滅という人も多い。
自分のコース(会員になっているコース)を持っている人はゴルフ場での仲間やお付き合いが出来るので続く。
おおよそですが、ゴルフ場の会員の平均年齢は70歳くらいでしょうか。
数が多い、団塊の世代先頭が65歳になりますのでこれから5~6年の動きに注目です。
日本流のいわゆる接待ゴルフ型のゴルフはどんどん姿を消してきました。
ゴルフ場を作る時に発起人に名士を集め、その信用力で紙切れである「会員権」を買ってもらい資金を集める。
この方法を編み出した人は偉い!
信用が維持されている時は素晴らしく有効に運営できます。
ご承知のように、この方式で集めた金は一般的には償還期間というものがあり、15年とか長期になりますが、
償還期間を過ぎた場合、会員から求められればお金を返還しなければなりません。
退会する人と入会する人の均衡が取れていればまわりますが、退会が多くなれば資金不足になります。
それで簡単に会社更生法や民事再生法を申請して破たんさせます。
債権者は一般個人(一部、法人会員も)が多いのでいわゆる泣き寝入り。
たいていの場合、プレー権だけ維持するので会員権として購入したお金は戻ってこないがそれで勘弁してくれとなります。
日本のゴルフ場はバブル経済が壊れるまで日本全国にゴルフ場が開発されました。
その数2000コースに及ぶ。
小生はゴルフ場に行くたびに思うことがあります。
バブル経済が生んだ偉大な資産だと。
理由は、債務を帳消しにし身軽になったゴルフ場に生まれ変わったというわけ。
(新規のゴルフ場開発は現実的にほとんど出来ない)
バブル期には一枚の会員権が億の値付けたところもたくさんありました。
債務超過になり、営業黒字も見込めないゴルフ場は異常な安さで取引されました。
会員権を買うのではなくゴルフ場の権利そのものを買うという意味です。
その結果生まれた会社が現在1位と2位。
アコーディア
PGM
今現在、大変なことになっています。
どちらも1部上場しています。
PGMがアコーディア株を公開買い付けしています。
一方的な通告で行っています。
会社は誰のものか?
商法上は株主のものです。
日本ではあまりなじみませんがそれは真実です。
アコーディアは一般株主が圧倒的。
PGMは約8割保有する親会社があります。
パチンコ・パチスロなど製造するメーカーの株式会社平和。
どちらも日本のゴルフ場の景色を一変させました。
キャディをつけないセルフプレーを主体にする。
いわゆる接待ゴルフではなく個人で楽しむスポーツにする。
会員でなくとも誰でも簡単に予約できるようにする。
ネットで簡単に予約できるようになったことも後押ししている。
地域によって客単価変わりますが、全体的にみると1万円を切っています。
が、経常利益率はすごく高い。
マネジメントの方法を変えたのです。
手軽にできるスポーツに変えて、若い人を増やそうという戦略です。
前述のように、一般のゴルフ場の会員の平均年齢は70歳くらい。
先が見えてしまいます。
良し悪しは横に置いておいて。
この高収益会社の統合が決まると規模として世界最大のゴルフ場運営会社になるそうです。
ここにも大きな時代の変化が見て取れますね。
※今朝は、ゴルフのプレーについての想い。
なぜうまくならないか?
そのあたりを書くつもりが思わぬ方向になってしまいました。
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