市川稔の米(マイ)情報

農村が疲弊している

土日もめいっぱい活用して、コメ生産者に会いに行きました。

大好きなゴルフも9月は封印というところです 

これでようやく一段落かな。


小生がお付き合いさせていただいているコメ生産者は「自分で売り先」を持っているというか、そのようにしてきた生産者が多いのですが、現実にはそういう生産者は少ないですね。

地方は商店街もシャッター通りと化し商店経営も大変です。

一番は「人口構造の変化」「消費構造の変化」でしょう。

それに対応出来ない状況にあったということも一因かと思います。

個人商店、個人企業、零細中小企業は跡継ぎがいなければそれで終わりです。

農業経営もまったく同じで、跡継ぎがいなければ終了でしょう。

日本農業は兼業農家が主体で、会社勤めなどをしながらコメを作ったりしています。

年寄りが元気なうちは田んぼをやっているという家も多いですね。

各地で集落営農のことも聞いています。地域によってかなり温度差がありますが、すんなりまとまるところは少ないように思われます。

どちらにしても、コメ価格が年々下がってゆく傾向では農業機械が壊れたら更新しないという人が多くなるように思えます。

経済的見地では、兼業収入を農業につぎ込むのはおかしな話しですが、農地に対する日本人の独特の考え方があるのでしょう。

しかしそれも限界にきているようです。

問題は「専業農家」です。

面積を大規模に拡大したところが苦しいのです。

販売を自分でしていないコメ生産者で規模拡大したことろは例外なく厳しいでしょう。

来年(H19年)から生産調整のやりかたが変わります。

小生の視るところコメ生産は増えるね。

日本全体ではコメで生活しているところは少ない。

おそらく、H19年から生産過剰になり価格下がり20年、21年が勝負。

それを乗り切れば次の世界があるような気がします。

コメ販売会社も同様で、普通のコメを普通に販売したのでは会社は無くなってしまう可能性大です。

どんな経営でも同じです。

そうならないようにしましょう。


そうそう、18年産米はどこで聞いても収量少ないと言います。
くず米の発生も少ないのも同じです。

さて、それがどのように影響しますか???



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