日中戦争に突入した頃の日本は軍部が強くなり大東亜戦争(太平洋戦争)が始まってからは特にそういうことになりました。
そのことを強調して日本人は洗脳されてしまいました。
戦争中は言論統制ありました。
しかし、戦争終わってから言論統制あったことを知らない日本人が多い。
言論統制の恐ろしさ。
2009年1月号の文芸春秋。
名著講義 ④「きけ わだつみのこえ」 藤原正彦教授のページがあります。
その中で、
「昭和20年の秋に占領軍が日本に来て、27年に出て行くまで、日本では厳しい言論統制が行われました。この辺のことは江藤淳氏の「閉ざされた言語空間」(文春文庫)に詳しく書かれています。言論の自由を謳うアメリカが日本に言論の自由を認めず、ひそかに雑誌や新聞、ラジオといったメディアを事前に検閲していたのです。禁止事項は十何条にわたり、原爆の責任については触れてはいけない、東京裁判の正当性に言及してはいけない、GHQを批判してはいけない、戦前を賛美してはならないなど細々と決めれていました。日本女性とアメリカ兵の交際について触れてはいけないなとどいうものもありました。特に重点を置いたののが、原爆の責任と東京裁判の正当性です。検閲にひっかかかると、新聞などは発刊停止になりました。
東京裁判は国際法上正当性のないものでした。国際法廷でアメリカと日本を裁くならわかりますが、勝者が敗者を裁くというのはリンチのようなものです。
引用終わり。
これで日本人は完全に洗脳されてしまいました。
なにもかも日本が悪いという構図です。
日本は非戦闘員である一般国民が約100万人も殺されました。
殺した方はなにも悪くない。
言論統制とは恐ろしいものです。
「わたしは貝になりたい」映画のシーンで東京裁判の様子を描いています。
あれはあれで泣かせる映画でとてもよいと思いますが、今の日本は言論の自由があるのでもう少し踏み込んで欲しかった。
この件は別の機会に。
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