市川稔の米(マイ)情報

TPP問題(5)

まったく、


協議に参加


民主党議員反対派の代表格である山田元農水大臣は「参加表明」ではないのでホッとしたと言っておりました。

日本語は微妙な表現が出来る言語だから実に便利ですね。


日本の進路は環太平洋(アメリカが軸)を中心に東アジア、東南アジアとも連携という構図でしょう。

中国はバブル弾けてきたので危うい。

人民の意識を抑え、情報操作して成り立っている。

韓国はGDPに占める貿易の割合が極めて高い。

韓国企業の一部に日本の企業が負けているという感覚があるが、
韓国国内では日本以上に格差が問題になり、若者の失業率が高い。

ウォン安は物価を押し上げ庶民の生活は苦しい。

日本は国内で製造したものを輸出する場合は円高で大変だという。

自動車産業は世界に生産拠点を設けている。

アメリカには日本のメーカーの工場がたくさんある。

アメリカからみれば国内産業なのだ。

日本企業もアップルのようにならなければ。

付加価値の大半はアップル社(アメリカ)

部品は世界から(日本企業が多い)

組み立ては中国。

一番の付加価値はモノを作るところではなく、

何をどう作るのか、商品開発、企画、ソフトなのです。




日本の貿易は赤字に。

しかし経常収支は黒字。

大きな観点ではモノ売りは赤字。

超円高で外国への資本注入や企業買収など大幅に増えた。

成熟した国の姿なのです。


詳しくは書けないがそういうふうに変化しました。


TPPに加盟したら日本農業が壊滅するみたいなことをメディアも報道したりする。

一般の人は分からないのでそんなものかと誤解をする。

現在のTPP参加国で日本に輸出する米、日本人が喜んで買ったり食べたりする国ありますか?

せいぜいアメリカのカルフォルニア米の中粒種くらいなものです。

水が足りないので増産できません。

日本人の好む短粒種はコストが合わず作りません。


しかも関税ゼロにするには10年掛かるのです。


花卉は関税ゼロだが日本の花農家は頑張っています。

野菜の多くは3パーセントだが国産が大半でしょう。

牛肉は38,5%、牛丼は更に安くなるか。

日本の高級和牛を輸出しましょう。

その需要は必ずあります。


日本はガイアツでないと変われないおかしな国です。



それにしても、

昨日11日は午前が衆議院、午後は参議院でTPP関連の集中審議をしておりました。

国会答弁ではほんとのこと言わずのらりくらり。

参加表明の会見では用意しておいた内容で弁舌さわやかに語っておりました。


政府の方針を出さないで議論するのだから議論にならない。


不思議な国ニッポンです。




小生の会社も10年後はまったく違う姿になっているだろう。

また、なっていないと生き残れない。

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