新米文化の日本は、新しく収穫されたコメを中心に一年かけて消化して行くのが大半であります。
前年産、前前年産のお米は主役ではなくなってしまうということがあります。
資本主義経済がうまく行くのは「ゆるやかなインフレ」であることが望ましいのですが、景気経済、需要動向、嗜好の変化、流行、流通の変化、さまざまな要因もありそう単純ではありません。
そして、そこに政治の介入や制度、法律の変更など絡むと経済原則は無視したことも行われる。
米は、いわゆる政治銘柄でもあるので余計ややこしい。
24年産のようになんの理由もなく概算金引き上げて混乱、売れ残り、売れ行き悪し。
25年値下げ、26年ドーンと値下げ。
これも混乱を招く。
そんな中、平成26年産米の収穫が始まり、相場というか値段も決まりつつあります。
大消費地の近く、千葉や茨城の早いところは始まりました。
その価格が先行指標にもなります。
JAなどに委託販売する場合、秋に一時金としてお金を生産者に支払います。
それを、概算金とか仮渡金とか呼ばれています。
その金額が出てきました。
(一年以上経過してから実際に売れた金額から必要経費引いて残金あれば支払われる。足りなければ徴収もある。)
概算金
新潟コシヒカリ1等60kg12000円(一般、岩船、佐渡)前年より▲1700円 魚沼コシ 同 14200円 ▲2500円 こしいぶき 同 9000円 ▲2700円
千葉コシヒカリ 1等60kg9000円 ふさおとめ・あきたこまちの概算金同7500円、ふさこがね・ひとめぽれが同7300円。
プライスリーダーである新潟コシヒカリ。
千葉コシ、B銘柄も指標価格になる。
いよいよ始まる。
わが社も販売戦略を再構築しなければ。
わが道をどう創るかということになります。
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