市川稔の米(マイ)情報

もらう?稼ぐ?

私たちの生活は経済活動抜きには語れません。

税金は払うものでもらうものではありません。

税金の使い道をチェックするのも国民の義務でしょう。


生活保護費のことが問題になっています。

生活が困窮し必要最低限の生活が出来ないと認定した人に対して生活保護費を支払う。

その額およそ3兆円に上るという。


これよりもっと問題のことが現実に行われている。

それは、農業者に対する戸別所得補償のことだ。


特に「米」に対して突出しています。

米は減反政策で生産を抑制しています。

米を作れないので他の作物を作れば補助が出ます。

それはおかしいというので、田んぼでは米作るのが一番なので米を作る。

飼料用米

米粉用米

加工用米

輸出用米

同じ米でも用途によって異なるのです。

通常のコメは主食用と言います。


農家と一括りにして論ずるのが間違っています。


戸別所得補償は「販売農家」対象としています。


詳しくはこちら

25年度予算


昨日は日帰りで庄内に行って来ました。

税理士さんも言っておりました。

集落営農組織も営業利益は真っ赤だが経常利益は黒。

もらうお金で黒字になっている。


強い農業、攻めの農業とはおよそかけ離れている。


制度だから

くれるならもらっておけ

もらえるものはもらえ



たいていはこういう考えでしょう。


人間、


稼いだ金と

もらった金


では価値観違うハズ。




もらってもよいが、


その金額があまりにも大きいので人間おかしくなると小生はみています。



年間販売金額200万未満層の戸数は全体の72,4%もあるが、その販売額は全体の10,1%に過ぎない。
1千万超の階層は戸数としては7,9%に過ぎないが、販売総額の67,4%を販売している。
(農業経営者2013年5月号18ページ 昆吉則編集長より引用)



農業で生計を立てる人のことを農業者というのではなかろうか?

総農家はおよそ252万戸。

年間販売金額100万以上の農家はたったの67万戸程度だそうだ。

所得ではありません、売上ですよ。


小生の会社で取引させていただいている農家はいわゆる主業農家という区分けのトップクラスの農家です。


所得補償の金額も半端ではありません。

経営が劇的に改善されています。



ただ、


もらった金で経営改善されても喜んではいけません。



稼ぐことを忘れた人間は堕落します(身体上の障害などでそれが叶わない人は除きます)


わたしは声を大にして言いたい。


税金のバラマキは産業を育てない。

人間をダメにしてしまう。


もらっている人もここは心を締めていかないといけませんよ。

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