この国の意思決定のあり方は時代が変わっても変わらないなぁと。
作家であり、東京都副知事2期目に入った猪瀬直樹さん。
わたしは猪瀬さんの鋭い視点と実行力に敬意と賛同を持つ。
その猪瀬直樹さんが1983年8月に出した本「昭和16年夏の敗戦」
30年近く前に出した本です。
大東亜戦争は昭和16年12月8日、日本軍によるハワイの真珠湾攻撃から始まった。
なぜ、昭和16年夏の敗戦なのか?
戦争に負けたのは昭和20年の夏です。
実は、戦争に突入する前、もしもアメリカや多の多くの国と戦争にした場合日本はどうなるか?
そのシュミレーションを極秘に行っていたのです。
各省と民間から選ばれたエリート達。
平均年齢33歳。
彼らが出した結論は実際の戦争突入から敗戦に至るまで大半が的中していた。
その極秘報告をもらいながらなぜ日本は戦争を始めたのか?
実際にそのチーム(総力戦研究所)にいた人に会い取材をする。
歴史の事実を克明に調べ上げる。
そこから浮かび上がってくることとは?
日本人の意思決定の方法と決め方。
日本人の良い点と悪い点がよく分かります。
その場の「空気」が支配してしまう。
今、起きている現象もそれからとらえれば不思議ではない。
長所と短所は裏腹。
そういう情勢判断をしながら今起きている現象をみないと間違う。
おススメの本です。
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