第一は、目先にとらわれず、長い目で見る。
第二は、物事の一面だけを見ないで、出来るだけ多面的、全面的に観察する。
第三は、枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察する。
とかく人間というものは、手っ取り早く安易にということが先に立って、そのために目先にとらわれたり、一面からしか判断しなかったり、或は枝葉末節にこだわったり、というようなことで、物事の本質を見失いがちであります。これでは本当の結論は出てきません。物事というものは、大きな問題、困難な問題ほど、やはり長い目で、多面的に、根本的に見てゆくことが大事でありまして、殊に人の上に立つ人ほど、これは心得なければならぬことであります。
安岡正篤『東洋思想十講』
これは小生の座右の銘。
原発事故以降の対処をみているとまったく反対の判断、行動に出ていることがわかる。
ストレステストを突然持ち出した。
それに合格しなければ再稼働させない?
稼働(起動)させることとストレステストはイコールではない。
現にEUでは稼働させながらストレステストを行っている。
あくまでシュミレーションのことなので稼働させているか停止しているかは無関係でしょ。
7月から電力の大口契約需要者はこぞって土日稼働の平日休業に踏み切った。
果たしてそんなに電力足りないのか?
武田邦彦教授の分析
騙されているのではないの?
今まで、家庭や事業所であまりに無駄に使っていたのでその反省を込めての節電ならよい。
しかし、事実とは異なる理由で産業に仕事に生活に大きな影響を与えると話は簡単ではないし正確な情報が必要だ。
それにしてもすべての原発を止めよというのは短絡的。
もっと冷静に。
短期でものごとを見るのでななく、
長期でものごとを見よ。
二宮尊徳は次のようなことを云っている。
「遠きを諮る者は富み、近きを諮る者は貧す」
目先のことで判断していると結局のところ国民は貧す。
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