市川稔の米(マイ)情報

適正規模経営

農業でも商業でも工場でも同じ。


中小企業、零細企業はどういう規模が良いだろうか?


農業でも、稲作農業では兼業農家が米作り儲からない(支出の方が大きい)からやめる人多く。

地域内でコメ専業農家があれば、必然と農地が集まることになる。

面積拡大すればどうなるか?

短時間で出来るようにするために、農業機械を大きくして生産性を上げようとする。

一人で出来る範囲というものがあります。


家族で出来る範囲というのがあります。

家族といっても、夫婦だけ、夫婦と祖父祖母、あるいは、息子、あるいはその嫁さん。

家族といっても2人もあれば4人もある。

男の役割、女の役割もある。


ひとりでやれる面積。

家族でやれる面積、範囲。


従業員一人雇えばその人件費以上の粗利益を増やさなければ赤字になる。

通常、人件費の倍か3倍の粗利益を稼ぐ必要あります。


規模が大きい


新しい農業機械がたくさんある


こういうところは逆に危険です。



経営者がマネジメント出来る人数というものがあり。

10人以下の場合は、文鎮型組織というか、社長がほぼ決定し、スタッフは言われたことを遂行するみたいな。


いわゆる、ピラミッド型組織ではありません。


農業の場合、家族経営が中心です。


それも、


一世帯の稼ぎで良いのか?


二世帯分の稼ぎが必要なのか?

一世帯分+小遣い程度なのか?



わたしは、常々「二世帯分」は最低稼いで欲しいと言っています。



つきつめるところそういうことでは?



小生の会社も家族経営で同じこと。



危ないのは中途半端に大きくしてしまったところ。


設備投資=借入金増大

人員増=人件費増大


固定費が大きくなる=損益分岐点が上がる




昨年11月、スコットランド、イングランドに行きました。

スコットランドでは名門コースでプレーさせていただきましたが、招待旅行なので負担していません(笑)

ロンドン郊外のゴルフ場でプレーしてきました。

日本でオンライン上で予約しクレジットカード決済。

たしか25ポンドだったと思う。

日本円で4千円以下。

イングランドの物価はすごく高いです。

庶民が行くゴルフ場は安い。

なぜか?


メンテナンスは専門の会社に委託。


ゴルフ場の社員はごく少数。


日本の場合はどうか?


各ゴルフ場がそれぞれ専門の機械を保有し、社員がメンテナンスしている。

仮りに5か所のゴルフ場をメンテナンスしたらどうなるか?


それぞれが保有する機械と必要社員との比較です。



農業経営も同じ。


会社経営も同じではないでしょうか?






だから、



会社経営は自らやらなければならないことと、


やらなくても良いことを峻別することから始まるのではないかと思うのです。


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