市川稔の米(マイ)情報

続「コシヒカリ新潟BL」問題

またまた、コシヒカリ問題。正式品種名は「コシヒカリ新潟BL1号」6号まで新潟で栽培するそうです。

コシヒカリ新潟BL1号、あるいは2号、3号、4号、5号、6号、それぞれが独立した「品種」です。(新潟県 農業総合研究所に確認済)

それを、何種類か混合して供給する計画だそうです。

従来のコシヒカリ(オリジナルコシヒカリと呼ぶことにします)とは異なる品種ですから、当然DNAは違います。


新潟の狙いは、新潟コシヒカリのニセモノ排除です。

それは当然のことですね。

しかし、小生がオカシイと思うことは次の2点です。

①マーケットの信任を得ていない。

②コシヒカリでないのにコシヒカリとして流通させること。

マーケットの信任を得るか得られないかは、これから答えがでるでしょう。
一番の問題は食味です。
限りなくコシヒカリに近いということですが、どのように新品種を作ったかというと、イモチ病に強い、ササニシキ、トドロキワセ、PiNo4,新潟早生、越みのり、ツユアケという品種と一回交配させ、新しい種子を作り、それと、オリジナルコシヒカリを5回、6回ほど交配させるというものです。
オリジナルコシヒカリに近いのであって、あくまで、限りなく近いのであって、オリジナルコシヒカリを超えるものではないということです。

これは、マーケットが答えを出します。

二つ目の、コシヒカリでないのに、コシヒカリとして流通・販売するということにはオドロキを通り越して「なんでそんなことが通用するの?」という疑念です。

あくまで、新品種として、登録したものですから、正式に「コシヒカリ新潟BL○号」混合していれば、何割づつ混合してるか、正確に表示しなくてはならないハズです。

限りなく、オリジナルコシヒカリに近いから、コシヒカリの品種表示のまま進むという理屈は、小生には理解できません。

堂々と、新潟としての差別化をマーケットに問うべきだと思うのですが・・・・。

又、近い将来にはメジャーな品種はすべてBL化するようです。
ひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまちなどです。

さーて、他の産地は新潟を横目で成り行きを見ているのではないでしょうか?

これは、目が離せませんね。





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コメント一覧

大関 久雄
新潟コシヒカリIL
daiq@okome-osake.com
あなたの仰るとおり、新潟コシヒカリILは明らかに、オリジナルコシヒカリとは違います。イモチ病に強いと言うことは葉が立ち、肥料消化力が有ると言うことですから肥料を振りやすく成るため食味が落ちる傾向に成ります。(現実にまずい)それに農水省の表示方からすれば明らかに表示違反に成ると思います。ブレンド割合の多い順から表示しなければいけない法律に成っているはずです。県ぐるみでやれば合法というのは大きな間違いだと思います。消費者から見れば詐欺罪に当たると思います。
大関 久雄
新潟コシヒカリIL
daiq@okome-osake.com
あなたの仰るとおり、新潟コシヒカリILは明らかに、オリジナルコシヒカリとは違います。イモチ病に強いと言うことは葉が立ち、肥料消化力が有ると言うことですから肥料を振りやすく成るため食味が落ちる傾向に成ります。(現実にまずい)それに農水省の表示方からすれば明らかに表示違反に成ると思います。ブレンド割合の多い順から表示しなければいけない法律に成っているはずです。県ぐるみでやれば合法というのは大きな間違いだと思います。消費者から見れば詐欺罪に当たると思います。
米爺
新潟コシヒカリのメリット
新潟コシヒカリと他県産コシヒカリの区別がつかないところが、新潟コシヒカリのメリットなのに、無粋なことをするもんです。
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