あれから30年。
新しく映画化されたというので観てきました。
シニアは千円也!
うっかりして、ハンカチを忘れました。
幸い、朝9時からなのでお客様少なく助かりました。
なにせ、すぐに涙がこぼれてしまうので。
舞台は明治40年。
ずいぶん昔と思うかもしれないが、二代前、三代前の話しであって遠い過去ではありません。
今の暮らしとはあまりにかけ離れているので実感無いと思いますがそんな昔の話しではありません。
ストーリーは分かっていますね。
明治40年、極貧の小作農である家は食べるだけ。
東北は何年かに一度は不作になります。
山形の雪深い村。
食べるものが足りなければ「口減らし」するしかありません。
おしんは、たった7歳で奉公に出されます。
7歳といえば、小学校1年生か2年生の年齢です。
子供というか、まだ母親から離れられない年齢ですね。
「おしん」の「しん」は辛抱の「辛」が一般的だろう。
ひたすら辛抱する。
耐える。
おしんの役は約2500人の中から選ばれた、浜田ここねちゃん(9)だ。
宮崎のここねちゃんが冬の山形ロケはさぞ堪えただろう。
とても素晴らしい演技でありました。
最初の奉公先ではそれはそれは厳しくて辛い毎日だった。
辛いことは耐えられる「おしん」だが、お金を盗んだ濡れ衣を着せられ、我慢出来ずに飛び出してしまう。
雪山の中で倒れているおしんを助けたのは山の中で身をひそめて暮らす脱走兵だった。
そこで文字など教えてもらう。
その時「おしん」にこう言う。
おしんの「しん」は「辛」ではなく
「信」
だと。
信じる
信頼
信用
信念
などの「信」だと。
とてもよい名前だ。
そう信じて生きるんだ。
映画は次の奉公先までで終わってしまう。
その後のおしんが見たかった。
おしんは変わり続けて生きてゆく。
おしんの「しん」は「新」に変わってゆく。
新しい仕事を始めたら顧客目線で商売を繁盛させてゆくおしん。
次作があることを期待しよう。
おしん 公式サイト
予告 youtube
映画.com
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