市川稔の米(マイ)情報

米価格

端境期の今

コメ不足感強く

現実にスーパーやドラッグストアなど身近なお店に米並んでいないところ多い

米の価格、指標となるのはいわゆる相対価格というもので

生産量の半分くらい占める全農が米卸に販売する価格

玄米60㎏あたり、いわゆる1俵の値段です

1俵15000円台でしょうか

現在進行形では業者間取引の「市中価格」は暴騰している

農水省は相対価格はそれほど上昇していないとしている

需給も足りる計算だと云っている


早場の玄米取引価格は前年比4割とか5割アップとかビックリ価格になっている


視点を変えて


小生思うに、玄米価格は安すぎる


需要より供給(生産)上まわれば相場下落するのは需給の関係でやむなしだが


失われた30年とか言いますが、

大冷害で米大不作だったのは1993年産米

1994年、いまから丁度30年前のこと

その頃は1俵2万円前後でした

(1993年産、足りないので瞬間的に3万以上もあった)

それから下落が始まり

最安値は12000円台かな

10aは1反300坪

収穫平均8俵(1,85㎜網上)として

2万円で16万円
15000円で12万円
12000円なら9,6万円

300坪の土地使い、肥料農薬代もあり、立派な農業機械使い、売上10万円?

1俵2万でも16万円です

1反10万なら1ha100万、10ha1000万

わたしは誤解恐れずに云えば、農家売上税込1俵2万円は必要だと思う

米農家が普通に儲からないとやる人激減です

そうでなくても激減するのだから

ようやくデフレから脱却し正常なインフレになろうとしているのだから

しかし、いきなり5割アップ、それは無謀


15000円が17000円になり20000円になる

家計の米代など知れたものです

白米買って自分で炊く

㎏500円のコメでも茶碗1杯ごはん150gとすれば米代は35円くらいです

それが20円でなければならない理由はないでしょ


国産で賄える食糧をみんなで支える


そういう意識

広い意味で地域経済循環推進(日本国内でお金をまわす)

ローカルファーストの考えでもあります





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コメント一覧

市川 稔
尾形冨康さん
コメント有難うございます。
短い文章でまとめるのは難しい問題ですが、日本経済全体で言うと長く続いた物価下落(デフレ)、賃金上がらない、そういう状態からようやく抜け出そうとしている。
たまたまお米に関していうと、不足感あるので異常な値上がりになっています。正常なゆるやかなインフレ、値上がりを期待したいと思います。
尾形富康
全く市川さんの言う通りだと思います。
土地の生産性を考えれば、米生産は本当に低いと思います。
ただ、今はまだ農業の過度期で、各農家(時に兼業)が最新の農機で生産しているところにも問題があると思います、各農家の思惑も働き難しいとは思いますが、より大規模集約化を図っていくことにより価格を抑制することが可能になると思います。
また、米は本来自給率100%であり、時代も変遷して食生活も変化していることもあり、もっと自由に生産されても良いのではないかと思います。(昔はエンゲル係数云々といっていましたが)他に、書きたいこともあります(ふるさと納税、コンタミ問題、車の話、コメの市場、家族etc)が、この辺で
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