研修会で講演していただいたのでその内容の一部と小生の考えも添えて。
2013年になってしまったので7年後ということに。
農業は圧倒的に個人経営でありファミリービジネス。
10年後(7年後)は、(2010年から2020年)
兼業個人農家が20万戸以上減少(100万戸から80万戸へ)
専業農家(農業法人)は微増(22万戸から23万戸へ)
基幹就業者数は20万人減少(67万人が48万人)
農業生産法人は2000法人増加(12000から14000に)
これは農業に限らず日本の現象を表しています。
農業で生計を立てていない兼業農家は後継ぎがいないので減少する。
農地は最大100万haほど流動化するので専業農家に集まる。
米生産は最大100万トン減少。
野菜生産も最大150万トン減少。
反対に農業生産法人の経営面積は1法人あたり最大で平均80ha増加の可能性。
米に関しては生産も減るが消費もさらに減る。
趣味的農家は減る。
相対取引の全体に占める割合が今以上に上昇するだろう。
兼業農家も減ると同時にいわゆる米屋ももっと減るだろう。(探すのが難しいくらいに)
コイン精米は当然のことして減るだろう。(ピークは過ぎたということ)
弊社は農業生産法人との直接取引が大半。
例外を除き後継者がいます。
弊社にも後継者がいます。
ファミリービジネスは家長の年齢とともに変わって行きます。
10年経過して生きていれば10歳年齢が上がります。
自分の年齢と7年後10年後想定してみてください。
大企業とファミリービジネスの違い。
大企業は社長が変わろうとも亡くなろうとも組織は当面何事もなかったかのように動きます。
ファミリービジネスや個人経営は経営者がいなくなれば激変します。
零細の場合は特に。
家長の労働力が付加価値そのものだからです。
農業生産法人は7年後10年後の絵を描いて手を打つ。
流通の会社も7年後10年後の絵を描いて手を打つ。
どういう絵(戦略や方針、目標)が描けるかで決まります。
今までどうりでは生き残りは難しいですよ。
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