看板に規制があるのだろう。それが景色を際立ている。
CHAMONIX(シャモニー)という駅(フランス側)からモンブランに昇るケーブルカーに乗る。
長寿番組「世界の車窓」からを観ているような景色であった。
大自然と共生する「変わらない美しさ」があるように思う。
ひとつには農業補助金(直接保障)であり一子相続も大きい。(国によって違うが)という。日本では大自然の景観をぶち壊すハコ物を平気で作るから情けない。品のない看板もそれに輪をかけている。
地域や街をデザインするという意識が薄い。
全体をデザインするのが下手くそなんです。
日本人は。
(塀に囲まれた庭に自分の小世界を造ったり、盆栽を楽しむなどに日本人気質が表されている)
ケーブルで登った3842mから下界を眺めると街は当然なから小さく見える。
目先に追われて仕事をしていると『全体像が解らなくなる』
山に登ったように、高い位置から、広い視野から観る意識が大切ですね。
イタリア側に入るにはバスを乗り継いで行く。
これが個人ツアーのおもしろいところだ。
セントバーナードとはセントベルナルドともいうが、あのナポレオンが越えた峠であり、古くはローマ軍が攻め入っていった峠であり、この地域で飼育されたのがセントバーナード犬であり地名になったと教えてもらった。
歴史に想いを馳せ、AOSTA(アオスタ)という地名の小さな旅籠に宿をとる。
建物は1247年のものだそうだから様々な歴史を見てきたのだろう。
現在のオーナーは3代目だそうだ。
家族で経営している。
日本ではあらゆるサービスが均一化されたチェーンストアシステムが一般化しました。
これは生活者からすれば便利だが、つまらない街にしてしまう。
イタリアのそんなビジネスも勉強したいと思っている。
写真は泊まった宿。
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