“色の話いろいろ”

色には意味があり、使い方次第で印象が良くなります。
「イマイチ」が「素敵」に変わります。

平清盛、ハッとするほど美しい

2012-01-25 | 平清盛・大河ドラマ
平清盛(NHK日曜よる8時)3回目・源平の御曹司
平清盛が育った屋敷の庭で、重い象牙色の「宗剣」を振り回す姿!!
ハッとするほど美しい!!
本当に汚い格好なんですけど、若い武士の表情がなんともいえません。
源義朝(玉木宏)との場面でも、共演者は誰もが認めるステキな玉木宏さんなのに、なぜか、松山ケンイチさんの方が輝いて見える。
衣裳に秘密ありだったのですね。
平清盛の人物デザインを紹介しているページです。
よかったら参考に見てみてください。こちら

貴族文化があまり美しく描かれていないところは、今回の大河ドラマ・平清盛は、武士を中心としたドラマなので仕方がないというか・・・
でも、厳島神社や、平家納経の美しさなどを思うと、清盛の美的センスは抜群です。
清盛という人物にドンドン興味が湧いてきます。

平清盛、目が離せない~

2012-01-16 | 平清盛・大河ドラマ
写真は、昨年(2011年)のGW(ゴールデン・ウィーク)に厳島神社裏の細道から撮った景色です。
朱色の鳥居がとても美しいですね。
大河ドラマの平清盛、昨年から楽しみにしていました。
平清盛(NHK日曜よる8時)2回目・高平太
伊東四朗さんが演じた白河法皇怖すぎ。
でも、一点集中に近い権力(院政)を持っていたのですから・・・
血生臭いことが嫌いな貴族に変わって、武士が治安を守っていた平安時代!!
清盛は武士でありながら、素晴らしい美的センスを持っていますよね。
だって、海の上に厳島神社を建てちゃって、あの美しい平家納経を納めた人物ですよ。
松山ケンイチさんが、これから平清盛をどう演じてくれるのか?
楽しみです。
平家ファンおすすめのホームページ見つけました。→→→“平家礼賛”
大河ドラマ・平清盛!!
楽しみましょうね~

私、福岡在住なんですけど、江戸東京博物館まで平清盛展へ出かける予定です。
レプリカではない本物の「平家納経」を見てきます。ウフフッ


辰年 新年のご挨拶

2012-01-04 | 出来事いろいろ

本年もよろしくお願い申しあげます

今年は、スマートライフを心がけて行動したいと思います。
とっても素敵な、大人な年賀状が届きました。
本物の稲穂と松葉、さらに、おみくじ付



ご挨拶の便せん付


今年の運勢は大吉!!
ん?私に恋愛運は必要あったかな?
でも、うれしい


「折形インストラクター」のM・Tさん作です。
「折紙」ではなく「折形(おりかた)」のインストラクターですよ。
毎年、超忙しいなどの理由がない限り、どんなデザインにしようかと楽しみながら・・・作っています、とのことです。

ここまで懲りに凝った、年賀状をいただくことはなかったので、私はとっても幸せ気分になりました。
皆さんにも、幸せ気分をお裾分けしま~す。
色彩センスも流石です。

簡単お菓子レシピ・フルーツパイ

2011-12-11 | 出来事いろいろ
毎年12月(師走)に入るとクリスマス会や忘年会で忙しくなりますね。
先日、クリスマス会に冷凍パイシートを使ったフルーツパイを持参したところ、好評でした。
簡単お菓子レシピを紹介します。
自宅では、もっと簡単なアップルパイにしてたまに食べています。
アップルパイも美味しいですね。
パーティー用なので高級な印象のフルーツ・ラフランスを使ってみました。この冬は安価で助かります。


【フルーツパイ】
材料は4人分です。
冷凍パイシート・・・2枚
果物・・・適量 例)柿、イチゴ、ラフランス、ブルーベリー。
生クリーム&砂糖(ホイップクリーム)
溶き卵・・・少々。
粉砂糖・・・少々。
他に・・・アルミホイル、クッキングペーパー。

では、作り始めます。


1.冷凍パイシート2枚を、それぞれ2等分する。
2.焼き色を付けたい“ふち”に溶き卵を刷毛で塗る。
3.果物を盛りつける部分の大きさに切ったアルミホイルをのせる。


4.オーブントースターで冷凍パイシートを約10分間程焼く。
*途中確認して焼き色がムラになっている場合は向きを変えて!!


5.パイ生地に焼き色が付いたらアルミホイルをはがして冷ます。


6.飾る果物は、盛りつけやすい形に切っておく。
7.生クリームは、好みの甘さになるように砂糖を適量加えて泡立てる。


8.ホイップクリームをパイ生地の焼いていない部分に適量置く。
9.その上に果物を盛りつける。
10.仕上げに粉砂糖を、茶こしなどを使って振りかける。


食べたい果物を選んで、色のバランスを見ます。
今回は、黒紫の冷凍ブルーベリーを1個、アクセントの色として追加しました。
黒紫のブルーベリーが1個、あるかないかで仕上がりは大違い!!

“色彩”は使い方次第です。


京鹿の子、江戸鹿の子、半四郎鹿の子

2011-11-30 | 日本の伝統色(日本の色)
江戸時代に流行した鹿の子絞の流行色に、歌舞伎役者が関わっていたことを紹介します。


京鹿の子(きょうがのこ)・・・京都で絞り染めをした絹織物の総称。
 京都と江戸はライバル同士、“京”をつけて京都産の絞り染めの技術をアピール!!
 歌舞伎では京鹿子とくれば、「京鹿子娘道成寺」とすぐに演目名がでてきますよね。 
 絞り染めの文様が、子鹿の背のかわいい斑点文様に似ていることから鹿の子といいます。“かのこ”こういう言葉の表現、私は好きです。
 染料は高価な紅花(赤)で、大衆文化が花開いた江戸時代でも、お米の100倍の値段で取り引きされて京都へ送られて来たとか。あまりに贅沢な総鹿の子絞は、5代将軍・綱吉の時代に美服禁止令(1683)が発令されたほど。


江戸鹿の子(えどかのこ)または小太夫鹿の子(こだゆうかのこ)・・・江戸産の江戸鹿の子。
 江戸・元禄年間(1688~1703)のころ、歌舞伎役者の伊藤小太夫が舞台で着たことで流行しました。
 “京紫”“江戸紫”のように、わざわざ色名を変えたりして、江戸っ子も江戸をアピール!!
 贅沢禁止令に引っかからない“型染め”にし、染料は紫根(紫)にしましたが、その紫根も禁止になってしまいました。京鹿の子に対抗して江戸鹿の子はどうだ~っと工夫したのに・・・残念!!
 草木染めに使われる染料・紫根も紅花と並んで古来より高価で、庶民には手の届かなかった憧れの色に、手が届く時代になったのです。
 それから、当時、江戸でも紫根が栽培されていたようです。


半四郎鹿の子(はんしろうかのこ)・・浅葱色に染めた麻の葉文様の鹿の子絞。
 江戸・文化年間のころ(1804~1817)歌舞伎役者5代目・岩井半四郎が、舞台で浅葱麻の葉鹿の子絞の振り袖を来て登場したことで、特に女性たちが、襟元(半襟)や袖、裾からちょっと見えるように用いて、流行色・文様となりました。
 浅葱色(あさぎいろ)とは、日本の染め色の代表色とも言える藍(青)染めで浅く染めた色のこと。
 麻の葉文様は、丈夫でスクスクと育つ麻にあやかって、子供の産着に使われるようになり、女性の衣服にも用いるようになりました。
 ※ 浅葱色は絶対にこの色!?とは拘らずに、藍染め(青系の色)であれば半四郎鹿の子とおおまかに考えることをお勧めします。

伝統色講座・受講生募集中


現在に伝わる絞り染めの産地
南部絞り(秋田県盛岡市)→草紫堂
有松・鳴海絞(愛知県名古屋市)→有松・鳴海会館
京鹿の子絞(京都府京都市)→京鹿の子絞振興協同組合
 ※ 絞り染めの美をご堪能下さいませ。