「2024年問題」まで残り1年余、このままではトラックドライバー不足で荷物が運べなくなる事態も
トラックドライバーは全産業平均より約2割長く働いているが、年間の時間外労働の上限を960時間にするのが「2024年問題」
2024年4月から自動車運転業務(トラックドライバー)の時間外労働の上限が罰則付きで年960時間になる。それによって発生が予想される諸課題や影響を総称するのが「2024年問題」!
多くのトラック運送事業者がこの規制をクリアするのが難しいという実態がある。
また、対応できたとしても生産性が変わらなければドライバー不足がより深刻化する。これまで1人のドライバーが運んでいた荷物を複数のドライバーで運ぶことになる。
ドライバー不足で荷物が運べなくなってしまう可能性が「2024年問題」
店頭における品切れや、ネット通販で購入した商品がなかなか届かない、といったことが日常化するかも知れない
一般には、大企業は2019年4月から、中小企業でも2020年4月から時間外労働の上限規制が年720時間になっている。
トラックドライバーはそれより240時間(月平均20時間)も長い上限規制にも拘わらず対応が難しい。トラックドライバーがいかに長時間労働を強いられているかを証明している。同時に、日本の物流がトラックドライバーの長時間労働によって支えられている実態を如実に表している
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」などから国土交通省が作成した資料によると、トラックドライバーの年間労働時間は大型車で2544時間、中小型車で2484時間である(2021年)
全産業では2112時間なので、トラックドライバーは18~20%も長い時間働いていることになる
一方、収入は全産業の年間所得額489万円に対して、
大型車のドライバーは463万円、中小型車では431万円だ。全産業に比べて5~10%も低い。
年間賃金を年間労働時間で単純に割ると全産業の時給は2315円になる。だが、大型ドライバーは1820円、中小型では1735円にしかならない。ここからもトラックドライバーは長時間働いているのに収入が少ないことが分かる。
求人は、2倍になっているとのこと。
2024年問題はドライバーだけでなく,内航船員もあります。
以下の記事などもご覧ください.
https://news.yahoo.co.jp/articles/37a977879a662a0c6b23dd4e57fb10d0efb35637
この問題は、
賃金を上げない限り、解決できないような気がします。
他の業種に比べて長時間働いているのに、給料が少ないと人材が集まりづらいのも当然の現象ではないでしょうか?
人々の生活に必須の仕事なので、状況が改善されることを願うばかりです。
さらに
トラック自動運転とドローンの普及が最終的には解決するだろうけど…
さすがに来年には間に合わない。
一人親方と言われてきたフリーランスのトラック運転手は働き方改革関係無さそう。
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