ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

国際福祉健康産業展「ウェルフェア2008」に行ってきました。

2008-06-07 11:11:46 | バリアフリー情報
6月6.7.8日にポートメッセなごやにて国際福祉健康産業展「ウェルフェア2008」が開催されました。
これは、福祉・健康に関わる製品やサービスを一堂に集めてご紹介する総合展示会です。

我々ばりふりスタッフは6月6日(金)に見学に行ってきました。

時々こうした展示会に行くのですが、最新の福祉機器の情報を収集する目的と、
会場でちゃっかり我々の宣伝してくるためです。

今回も名刺交換をしながら、積極的にメーカーさんとお話をしてきました。

さて、会場は初日の午前中からなかなかの盛況ぶり。
フロアーには、車椅子でも走行しやすいように、ピンクのラバーが敷いてありました。

また、障がい者も多く来場するため、既存の障害者専用駐車場では足りず、コーンで2台分を確保してありました。

会場には、各自動車メーカーをはじめ、多数の福祉機器メーカーが出展。
でも、残念ながら滞在時間は2時間半とあまり長く取れなかったので、駆け足でブースをチェック。
今回の目的のひとつに、ホテル・旅館での災害時の脱出グッズを探すという使命がありました。
見つけたのが、こんな商品。
階段昇降専用の車椅子です。3つの車輪が尺取虫みたいに回転して、階段を上り下りするという商品。
様々な安全装置が付いているそうですが、なんだか恐そう。
それに、操作には、熟練したスタッフが必要だそうですし、お値段もかなりのもの。

で、我々の趣旨を説明したら、あるメーカーさんが他のメーカーの降り専用のキャタピラ式車椅子を紹介してくれました。それなら、価格も20万円ぐらいだとか。
でも、残念ながら、今回はそのメーカーは出店していなかったので、後日ホームページで確認する事に。

それにしても、他のメーカーさんを教えてくれるなんて、なんて親切なんでしょうね。

その他で興味深かったのは、高齢者・リハビリ用のゲーム機。
このワニたたきは、台の下が空いていて、車椅子でも利用可能。
叩き棒もソフトで、どこで叩いてもOK。それにグリップはラバー製で、マジックテープで固定できるそうです。
右が従来品。左がリハビリ用。

それからこの太鼓たたきも、よくくゲームコーナーで見かけますが、太鼓部分がキャスター付きで独立していて、車椅子の方でも利用しやすいように移動できます。
で、一番の特徴が、収録曲が「ソーラン節」「桃太郎」などの民謡や童謡になっていて、リズムもかなりゆっくり。
おまけに歌詞カードまであって、周りの人もカラオケの様に歌を唄って楽しめるそうです。

主に病院やデイサービスセンターにリースしているそうですが、旅館やホテルのゲームコーナーにも置いたらどうかしら?
シルバーマークの付いたゲームコーナーなんて、ユニークでしょ!
おじいちゃん、おばあちゃんが、孫たちといっしょに楽しめそうですよね。
お財布の紐も緩みそう。
その間に若夫婦はゆっくり部屋で水入らずなんてね。素晴らしいサービスだと思うのですが・・・。

あっ。でもこれ、コイン投入口が無い!
あくまでも、リハビリ用に開発されたらしい。う~ん。残念。
(メーカーさんには一応提案してきましたけど。)


また、ある車椅子メーカーでは、犬用車椅子を展示していました。
まだ、製品化されたばかりの商品だそうですよ。(従来はオーダー品しかありませんでした)

事務局長の知人にもダックスにも下半身マヒのわんちゃんがいるので、カタログをいただいてきました。
これは、専用のスーツを着てから、キャリーに下半身を乗せるというもの。
本体は驚くほど軽く、なかなかの優れもの。

後ろ足はぶらぶらしていて、歩行困難な犬でも歩こうと足を動かすので、それがリハビリになって、ナント歩けるようになったわんちゃんもいるそうです。
価格は7万円台と、決して安くはありませんが、愛犬のQOLのために購入するオーナーさんも多いかも。


その他、完全自動型介護装置部屋(お風呂やトイレも全自動。サンダーバードの装置みたいでした)とか、
写真は試作品のミニチュアです。

多機能な福祉車両とか、様々な商品がありました。

『ものづくり日本』福祉機器。安心で安全、使いやすくて丈夫な商品の開発を期待します。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿