こんにちは
NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
急に秋風の中に冷たさを感じ、震え上がるほどの気候になりました。
さて、去る11月16日に、
観光地における震災対策
地震・津波避難訓練(鳥羽駅周辺地区)
が行われました。
今回の避難訓練は、鳥羽市観光課の主催。
鳥羽駅周辺の観光事業従事者や鉄道関係者、
鳥羽市役所の各部署の担当者、
鳥羽市消防本部の方々など、総勢60名ほどが参加。
午前9時30分に近鉄鳥羽駅集合。
6つのグループに別れ、避難訓練を致しました。
我が伊勢志摩バリアフリーツアーセンターは
近鉄鳥羽駅さん、JR鳥羽駅さん、鳥羽市観光協会などの方と共に、
近鉄鳥羽駅から日和山に避難しました。
途中、新しく掲げられた津波経路・避難誘導看板を検証しながらのフィールドワークも兼ねています。
我々の避難経路では、2つの看板が設置されていましたが、
残念ながらこれでは不十分だという意見が多かったですね。
JR鳥羽駅側の看板
例えば、JR側の看板は
・JRの階段を下りて来た時、視界に入りにくい。(進行方向のやや後方に看板が設置されている。)
・日和山と、もう一つの避難場所「ミキモト鳥羽工場」の場所は、市民の大半が分からないし、
一般観光客にとって「ミキモト」とは、真珠島を連想するのではないか?
また、日和山山道では、道の反対側に避難誘導看板がありますが、
肝心の登山道入口には、観光案内の看板しかなく、とても分かりにくいという指摘がありました。
登山道入口の看板。津波避難場所の案内が無い。
検証後は、鳥羽市文化会館の会議室にて、
検証結果やメンバーの意見を地図に落とし込んでいきます。
沢山の意見を書き込んだ地図
また、それを元に各班リーダーによる報告を行いました。
他の班では、誘導看板の有効性も確認したという意見もありましたが、
まだまだ数が足りないという意見も多かったですね。
しかし、今回の避難訓練は、そういった問題点を、それぞれが改善案も添えて意見がだされたことが、
とてもよかったと思います。
それぞれの施設が、真剣にこの問題に向き合おうとしている姿勢が見え、
熱意のこもった意見交換がなされました。
鳥羽市の主な観光施設は駅周辺に多くありますが、
線路が町を分断していて、海側と山側に分かれています。
また、そこをつなぐ経路は本当に限られているので、
地震による倒壊があれば、遮断される恐れがあり、
津波の後も鳥羽市の孤立が充分に考えられます。
地区ごとに避難場所は決めれていますが、
そこには階段があったり、急な坂があったりと、
短時間の間にすべての人が避難するのは非常に困難です。
そこで、観光客を誘導する観光事業従事者の一人一人が、
複数の避難経路を頭に入れ、
「そこがダメなら、次は!あそこ」
「どうしてもあの山に避難できない人は、とりあえず、ココまで避難すること」
というように、迅速に判断できるよう、情報を共有しておく必要があると感じました。
今回の結果は、観光課の方がまとめていただいて、
我々に報告していただけると聞いています。
その中で、皆さんにもお伝えすべきことがありましたら、
またご報告したいと思っています。
NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
急に秋風の中に冷たさを感じ、震え上がるほどの気候になりました。
さて、去る11月16日に、
観光地における震災対策
地震・津波避難訓練(鳥羽駅周辺地区)
が行われました。
今回の避難訓練は、鳥羽市観光課の主催。
鳥羽駅周辺の観光事業従事者や鉄道関係者、
鳥羽市役所の各部署の担当者、
鳥羽市消防本部の方々など、総勢60名ほどが参加。
午前9時30分に近鉄鳥羽駅集合。
6つのグループに別れ、避難訓練を致しました。
我が伊勢志摩バリアフリーツアーセンターは
近鉄鳥羽駅さん、JR鳥羽駅さん、鳥羽市観光協会などの方と共に、
近鉄鳥羽駅から日和山に避難しました。
途中、新しく掲げられた津波経路・避難誘導看板を検証しながらのフィールドワークも兼ねています。
我々の避難経路では、2つの看板が設置されていましたが、
残念ながらこれでは不十分だという意見が多かったですね。
JR鳥羽駅側の看板
例えば、JR側の看板は
・JRの階段を下りて来た時、視界に入りにくい。(進行方向のやや後方に看板が設置されている。)
・日和山と、もう一つの避難場所「ミキモト鳥羽工場」の場所は、市民の大半が分からないし、
一般観光客にとって「ミキモト」とは、真珠島を連想するのではないか?
また、日和山山道では、道の反対側に避難誘導看板がありますが、
肝心の登山道入口には、観光案内の看板しかなく、とても分かりにくいという指摘がありました。
登山道入口の看板。津波避難場所の案内が無い。
検証後は、鳥羽市文化会館の会議室にて、
検証結果やメンバーの意見を地図に落とし込んでいきます。
沢山の意見を書き込んだ地図
また、それを元に各班リーダーによる報告を行いました。
他の班では、誘導看板の有効性も確認したという意見もありましたが、
まだまだ数が足りないという意見も多かったですね。
しかし、今回の避難訓練は、そういった問題点を、それぞれが改善案も添えて意見がだされたことが、
とてもよかったと思います。
それぞれの施設が、真剣にこの問題に向き合おうとしている姿勢が見え、
熱意のこもった意見交換がなされました。
鳥羽市の主な観光施設は駅周辺に多くありますが、
線路が町を分断していて、海側と山側に分かれています。
また、そこをつなぐ経路は本当に限られているので、
地震による倒壊があれば、遮断される恐れがあり、
津波の後も鳥羽市の孤立が充分に考えられます。
地区ごとに避難場所は決めれていますが、
そこには階段があったり、急な坂があったりと、
短時間の間にすべての人が避難するのは非常に困難です。
そこで、観光客を誘導する観光事業従事者の一人一人が、
複数の避難経路を頭に入れ、
「そこがダメなら、次は!あそこ」
「どうしてもあの山に避難できない人は、とりあえず、ココまで避難すること」
というように、迅速に判断できるよう、情報を共有しておく必要があると感じました。
今回の結果は、観光課の方がまとめていただいて、
我々に報告していただけると聞いています。
その中で、皆さんにもお伝えすべきことがありましたら、
またご報告したいと思っています。
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