ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

鳥羽の好青年

2008-03-26 16:08:25 | バリアフリー情報
火曜日は 鳥羽で唯一の大型ショッピングセンターの売り出しの日
午前11時、昼食調達のために立ち寄りましたが、かなりの人出でした。

このショッピングセンターは大型といえども、都会の感覚では、中(小)規模。
でも、店内にはスーパーマーケットをはじめ、衣料品店、本屋さん、薬屋さんレストラン などなど、
衣食住すべて揃う鳥羽市民にはなくてはならない存在です。

また、こちらでは無料送迎バスを運行していて、
その路線は堅神(かたかみ)や国崎(ぐざき)など、鳥羽の奥まで行き渡っています。

を持たない高齢者や離島の住民にとっては、有り難いサービスですね。

さて、そんな混雑したスーパーでのエピソード。

いつもより多めの食材を買い込んだお客さん(主にご婦人)が4.5人レジで並んでいます。
我々鳥羽市民の基準では、レジに4.5人の客が並ぶとは、
もうそれだけで場内アナウンスで混雑情報を流すほどの市況ぶり。

私の前に並んでいたのが、
遠慮がちな「ドランクドラゴン」の塚地さん似の青年。
彼のカゴの中にはたった一だけ商品が入っていました。

以下は、彼と私のやり取りです。

青年 「お先にどうぞ」
私  「は?」
青年 「僕、1つだけですから、どうぞ」
私  「えっ?」「でも、順番通りにどうぞ」
青年 「いえ、僕、1つだけですから・・・・


そうです。その青年は私にレジの順番を譲ってくれたのです。
本当は1つだけの彼こそ、先にレジを済ませるべきなのにね(笑)
なんて、謙虚なのでしょう。
それとも、あまり買い物には慣れていなくて、
おばちゃんパワーに圧倒されたかな?
という事は、私自身がおばちゃんパワー出して後ろから威嚇してたって事

まっ、そんな事は無かったと思いたいですが、
その場でこれ以上「いえ、あなたこそ先にどうぞ」と譲り合っていたら、
かえって彼に気の毒な気がして、
快くその申し出を受けさせてもらいました。

それにしても、なんて優しい青年なのでしょう。
こんな純朴な青年のいる鳥羽の街が
ますます好きになりました。




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