ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

ピクトグラム

2012-05-25 11:16:26 | バリアフリー情報
こんにちは
NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。

みなさん ピクトグラムという言葉はご存知でしょうか?

表したい情報を、2色使いなどの単純なイラストで表現したもので、
我々が良く知るのは、トイレのマークや非常口のサイン。



また車いすマークもすっかりおなじみですね。



(※今回紹介するピクトグラムは
交通エコロジー・モビリティ財団が策定したものです。)


これは我々が共有で認識している情報でもあり、
一目でわかるという利点があります。

公共施設でトイレを探す時、
まずトイレのピクトグラムを探しますものね。

駐車場やエレベーターなども、今ではすっかり一般的です。




考えてみれば、駐車場=parking (パーキング)だと知らないお年よりも、
P印が駐車場と分かるとなれば、
これは知らず知らずのうち、我々国民が学習しているということになります。

しかし、今でも「コレ、何?」っていうものもありますが、
それも追々認識されていくのでしょう。

「自然保護」のピクトグラム 
※奈良の鹿公園限定ではありません(笑)


「広域避難場所」のピクトグラム
※落とし穴に落ちそうな人でもありません(笑)


また、時代ならではのピクトグラムもあり、
絵柄も、今後変わってく可能性がありますね。


「携帯電話使用禁止」ピクトグラム
携帯電話の変遷により、変わっていくかもしれませんね。

ピクトグラムは一目で見て分かるという利点もありますが、
見方によってはちょっと無粋に見えることも。。

なので、高級なホテルや公共施設などは、
あえて使わない場合もあるようで、
それはそれでOKだと思うのですよ。

しかしですねぇ、一番残念なのが、
そのつもりで作ったのに、
配慮が足りずにせっかくのピクトグラムが生かされていない場合。

設置場所や大きさも大切なポイントです。

今日はこっそり? 残念な事例をご紹介。

事例1 鳥羽市内の公共施設(平成23年4月オープン)
トイレのピクトグラム
色が黒なので、見難いですね。


また、適切な場所にないため、
現在手書きのもので対応してます。 


事例2 伊勢市内の公共施設(平成24年12月にオープン)
こちらもトイレのピクトグラム。

場所も悪いし、小さくて見難いしで、
現在は立て看板で対応。

車いすの人も、視覚障がい者も、掃除の人も邪魔じゃないかな?


事例3 上記と同じ施設


こちらはピクトグラムが小さすぎて(色も悪い)、少し離れると全く認識できず。


こちらも立て看板で対応しています。

嗚呼、もったいない!
せっかくの素敵な建物なのに、台無しですよね。
いずれも新しい施設なので、更にもったいない!!

・・・残念です。


事例2.3の施設では、廊下も近未来風で、おしゃれ。

でも、部屋の案内が全く見えず(壁に書いてあるが、その前まで行かないと見えず)
結局は立て看板で対応。


・・・何と申しますか・・・です。








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