車椅子ユーザーのための雑誌｢行こうよ。｣の取材

11月9日から12日までの4日間。
バリアフリー情報誌（季刊誌）｢行こうよ。｣
（彩煌堂株式会社）http://www.ikoyo.jp/index.html
の取材が伊勢志摩で行われました。

｢行こうよ。｣は9月に創刊された車椅子ユーザーを対象にした観光案内情報誌で、
第一弾は京都と飛騨・高山を特集。

そして今年の12月に出版予定の第２弾では、伊勢志摩特集を組んでいただける事になりました。
それも、総数19ページ(予定)の大プロジェクト！


そのお話を頂き、我が事務局、張り切って取材先のリストアップ。
同時に旅行のコンセプトとモデル選定にもとりかかりました。
その結果
 カップル編
 家族編
 女性一人旅編
の3つを企画。
取材は3泊４日の予定。

｢あれもこれも、伊勢志摩の良いところをいっーぱい紹介したい！｣
と気持ちが高まり、出来たスケジュールは・・・。
とても取材日数に収まりきれないてんこ盛り状態に。

｢ううん。これでは取材に1週間ぐらいかかるぞ｣
という事で、泣く泣く家族編は諦め、
今回は
カップル編と
女性一人旅(流行の言い方だと、｢お一人様編｣)
という２パターンを想定しての記事を書いていただくことになりました。

取材は11月9日(月)から11月12(日)までの４日間。
しかし、火、水と雨が降り、スケジュールの再調整やアポイントの変更連絡などをしながらの取材などなど、怒涛の取材と相成りました。


以下、取材レポートです。
11月9～12日まではカップル編の取材
 カモメの散歩道
 パールロード展望ポイント
 とばーがー（与吉屋）
 横山展望台
 伊勢神宮内宮
 伊勢神宮外宮
 おかげ横丁・おはらい町
 興玉神社
これらを1泊２日でドライブデートするという設定です。
お泊りは伊勢市二見町のお宿にお泊り！（実際には泊まっていませんが）

まずはモデルの紹介。
伊勢志摩バリアフリーツアーセンター専門員（ボランティアスタッフ）のＴさん。
御覧の通り、イケメンチェアウォーカーです。
そして、その横の美女は、鳥羽市役所観光課のＳさん。
ナントこの日が初対面！

しかーし、いきなりカモメの散歩道での撮影では
「はい、見つめ合って～」
「手をつないで～」の指示。

戸惑いながらも、モデルに徹し？？仲の良いカップルの出来上がりです。

仲良くおしゃべりしている風景。
実は、カメラマンさんの指示で、しりとりをしているところ

とにかく、天気予報で晴れマークが付いているのは月曜のみとあって、
できるだけ多くの屋外カットを撮影しようと、
次に向かったのがパールロード沿いの展望ポイント。

ここ。吸殻がやたら多いです。
しかし、準備万端。掃除道具持参で取材同行するばりふりスタッフ。
「はいはい。そこのお若いお二人さん。失礼しますよ～。」とばかり、
ほうきと塵取りでお掃除お掃除。


みたらし団子を食べるシーンでは
彼女の口元に付いたお醤油を、彼氏が指で拭うシーンも撮影。
お二人、照れまくっていましたがな。
（見てるこっちもハズカシイ）

雑誌の発売前なので、あまり写真を公開できないのが残念ですが、
偽装？ラブラブシーン満載なんです。
でも、逆にモデルだからカメラの前でもいちゃいちゃできるのかな？
本物カップルだったら、よけいに恥ずかしいかも。
それとも、カメラマンさんの適切な指示の賜物？？

とにかく、嬉し恥ずかしの？カップル編撮影は無事に終了。

そしてそして、最終日は、お一人様編の取材。
モデルは同じく伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの専門員のＴちゃん。
Ｔちゃんの趣味は、ダイビング。
伊豆や沖縄など、一人でダイビング旅行に出かける行動派。
今回のモデルのコンセプトにぴったりです。

取材はこの日が最終日ですが、1泊２日の旅行の様子を、
ナントこの1日で撮影し終えなくてはなりません。

と言うわけで、朝7時50分に鳥羽駅集合。
撮影内容は
 福祉タクシー
 CANばす　（低床バスに乗り込むシーン）
 相差　海女資料館　＆　石神さん
 鳥羽市内の飲食店で手こね寿司を紹介
 鳥羽湾めぐりとイルカ島　　遊覧船　＆　イルカショー
 鳥羽水族館
 ミキモト真珠島
 鳥羽市内旅館（バリアフリールーム）

と、内容の濃～い取材日程となりました。

ワタシの今日のお仕事は、タイムキーパーです。

この日は寒かったのですが、Ｔちゃんも取材スタッフも疲れた顔1つ見せず、
がんばりましたよ～。

鳥羽水族館での様子。

ダイバー撮影も趣味のＴちゃん。
カメラでペンギンをパチリ！
それを撮影するカメラマン。
また、それを撮影するばりふりスタッフと、
三面鏡に映る姿のような、
はたまは、「親亀の背中に小亀が乗って　～」のような光景（笑）

雑誌の発売は12月。
表紙も普通の観光雑誌のような写真ではなく、
「ねんど細工」の優しいイラストです。

今から出来上がりが楽しみです！