ノムさん34日ぶり公の場 ボヤキも全快
6月14日16時57分配信 夕刊フジ
入院していた楽天・野村克也名誉監督(74)が13日、新潟市内で行われた沙知代夫人(78)とのトークショーに登場。34日ぶりとなる公の場で元気な姿をみせた。
「5キロやせた」と言うように、腹回りはややスッキリしたものの、外見はほとんど変わらず。当初は解離性大動脈瘤と報じられたが「扁桃腺に膿みが溜まって切った。動脈瘤だったら死んどったわ」と一笑に付した。
トークショーで沙知代夫人は「この人は小さい頃から巨人のユニホームが着たかったから、子供(巨人・野村克則2軍バッテリーコーチ)にヤキモチを焼いていて。『ちょっと帽子被らせてくれ』といって被ってるんですよ」と暴露。野村氏も「(楽天で)2位まで行って監督をクビになったのは僕だけですよ。未だに納得していない」と定番メニューで会場を沸かせた。
この日から前日12日に収録した日本テレビ「ザ・サンデー」でテレビ復帰を果たし、トークショー後はTBS「S1」に生出演。入院したことで「仕事を32本断った。大損害よ」(沙知代夫人)ということで、いきなりフル回転となった。
今後も全国で講演活動が入っているが、以前と同じようなペースで働けば、すぐに病院に逆戻りなんてことになりかねない。そこで「楽天の監督を辞めてから1日も休みがなかった。これからは週休2日になった」(野村氏)と今後は仕事をセーブ。今月末の大分、長崎、博多の講演は12月に延期となり、しばらくは関東周辺が中心となる。
超夜型人間の野村氏だが、入院中は午前7時に看護婦が血圧を測りにくるため強制的に起こされた。食事は「お粗末も、お粗末」ということで、唯一の楽しみはテレビをみること。
また、かわいい看護婦でもいれば楽しい入院生活となったのだが、「今回はいなかったな。からかってやろうと思って『彼氏いるの?』って聞いても、スーっと行ってしまう」と全く相手にされず、寂しい日々を送っていたという。
帰りの東京駅では、ワイドショーが突撃取材するなど騒然となり、野村氏は「なんでこんなに騒ぐんや。俺は死んだことになってたのか? それが生き返ったから、みんなビックリしてるのか?」と目を白黒。これからも元気なボヤキが聞けそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100614-00000003-ykf-spo