79 一葉忌最後の便りかもしれぬ 章子
78 風邪引いて逆療法の風の中 多可
77 冬鵙の見えざるものを捕らえけり
76 うしろすがたのしぐれてゆくか 山頭火
75 木枯へピカソの顔が館を出づ
74 海に出て木枯帰るところなし 誓子
73 八十路とは見えぬ気配り冬帽子 章子
72 すこしづつ柵 解いて落葉掃く 薪
71 北の夕遠く聞く音冬の滝 海人
70 風花やふっと昨夜の香りくる 雲水
可笑しがり蒲団が床にずり落ちそう
男体山の頂上にいて咳き込めり
芭蕉忌やチンドン屋との鉢合わせ 遊石
冬蝶の日溜まりにさへ留まらず
冬鴎 生に家なし死に墓なし 加藤楸邨
おもゝちやしぐるゝをきゝおはします 青々
63 枯野ゆくドン・キホーテも来たと云ふ 徳子
62 木枯や沖の白波微動せず 多可
陶芸・俳句・テニス・ピアノ・犬・お酒・パソコン・・・これだけあると、退屈している暇がない、有難いことです。 目標は、105才まで長生きして、老人オリンピックで優勝すること。
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