YAMAHA EX5

2023-05-15 20:40:59 | 音楽
1998年2月に『YAMAHA』から発売された「EX5」が在った。

以前より『KORG』派だったので、当時は「TRINITY」を中心としたワーク・ステーション・タイプのシンセをメインで使っていた。
『YAMAHA』のシンセも持っていたが、79鍵盤で久々にカッコ良さげなシンセが出たなと、気になっていたのが「EX5」。
とは言え、「EX5」を買う余裕までは無かった。

一番気になっていたのは「EX5」に内蔵されている『VL音源』。
現在となっては珍しくもなくなった音源方式だが、管楽器や弦楽器などを仮想的に音を合成して発音させる、と言うのは、当時、非常に興味深かった。

もちろん他社製品でも取り入れられて、『KORG』の「Prophecy」や「Z1」など、当時としては注目すべき製品がたくさん発売された。
『KORG』製品は、私も買いまくった。
現在も買いまくってるけど...。

「EX5」に触れないまま、『YAMAHA』のフラッグ・シップ・モデルもどんどん新しくモデル・チェンジしていった。
『Motif』シリーズは2種類買ったなぁ。

話は長くなったが、そんな「EX5」がヤフオクに出ていたので、絶対に欲しい訳ではなかったが、通常の中古よりはだいぶ安かったので入札してみたら、落札できてしまった。
そして、今日、到着。




動作チェックを完全にされている訳ではなく、「現状品」との事だったので、最悪、どこか壊れているのは覚悟していた。

一先ず、電源を入れてみる。
「内蔵バッテリーを交換しろ」と、古いシンセにはお決まりのメッセージ!
まぁ、これはボタン電池の交換で直ぐに直る。




そして、スイッチ類を一通りチェック。
ハード・ケースは無かったので、どんな保存状態だったかは判らないが、スイッチの反応が悪い箇所がめちゃくちゃ多かった。

私の経験上、スイッチの反応が悪いシンセは、湿度が高い場所で放置されていたり、掃除、メンテがほぼされていない事が多い。
それだけで、スイッチ類の状態は大きく変わる。
私が持っているシンセで、それが原因でスイッチの調子が悪くなっている物は一つもない。

さらに、チェックを続けると、ディスプレイ右側のジョグ・ダイヤルが、グラついて浮いて取れそうな勢い...。
これは、内部を開けてみて、パーツを締め直して直るものかチェックが必要だと思う。

今日のところは軽くチェックしたが、色々メンテが必要な予感...。

しかし、音自体は問題なく出ていて、当時の『YAMAHA』の音!、って感じが凄くした。
『VL音源』による管楽器の音も、よくできていて面白い。

後日、改めてチェックを進めよう。

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