Big Sur → Mojave

2021-02-16 22:56:45 | 日記・エッセイ・コラム
メインで使っているMacは「macOS Mojave」のままで、最新の「macOS Big Sur」にはしていない。
業務で使う沢山のソフトウェアやプラグインを安定的な動作環境で使うためである。
サブのMacBook proも同じOSで運用し、外で使う時のメインマシンでもある。

昨年に「macOS Big Sur」がリリースされた際、人柱となったつもりで、サブのMacBook Proにクリーン・インストースしてみた。
デザインも一新され、割と好きだった。
ブラウザやメールの動きも、大きな問題はない。

が、しかし、最も重要な『MOTU』の「Digital Performer」の、FireWire接続のオーディオ・インターフェイスをコントロールする、「CueMix FX」や「MOTU Audio Setup」などが全く使い物にならなくなり、同時にオーディオ・インターフェイスも使えなくなった。
「Digital Performer」や「Studio One」などのDAWは立ち上がるが、オーディオ・インターフェイスが使えないと、ほぼ役に立たない。

近い内に『MOTU』が「macOS Big Sur」に対応したドライバ類をリリースしてくれるだろうと思ってはいたが、全くそんな気配も無い。
対応する気も無いのかもしれない...。

そんな状況で、どうしても外の現場で、MacBook proとオーディオ・インターフェイスを持ち出して録音をしないといけなくなった。
そうなると、できるとと言えば、macOSのダウングレードしかない。
もしくは、大荷物だがメインのMacを外に持ち出すしかない。

「macOS Big Sur」の普段使いに不満は無かったため、かなり悩んだが、MacBook proを「macOS Mojave」にダウングレードすることにした。

Macを使って四半世紀以上経つが、OSのダウングレードをするのは初めて。
大体、いつもサブのマシンで新しいOSやソフトを試して、問題無ければメインに反映させる、と言う方法を取っていた。
だが今回は、止むを得ず、自らダウングレードを実行。

まずは、USBメモリを使って、「macOS Mojave」のインストーラーを作成した。
OSのインストーラーの作成は、ネットで調べれば判るので、問題無いと思う。
「ディスクユーティリティ」や「ターミナル」などの、Macに内蔵されているアプリケーションを使って作成するのだが、調べながらやれば誰でもできると思う。

お次は、「macOS Big Sur」を消去して「macOS Mojave」をクリーン・インストール。
この手順自体も、OSのクリーン・インストールをした事が有れば、全然、難しい事ではない。

無事にクリーン・インストールが終わり、「macOS Mojave」の初期設定をして無事に立ち上げ完了!

...と思いきや、デスクトップの片隅に、「互換性のないディスク」と警告が出ている。
だが、普通に動作しているし、iCloudでアカウント周りの情報も復旧できている。

「互換性のないディスク」の警告は後で解決できるだろうと思い、仕事で使うソフトウェアなどを優先してインストールを続け、数時間をかけて復旧させた。
「Digital Performer」なども問題なく動き、メインのMacと同様に作業できている。

あとは、「互換性のないディスク」の問題を何とかするだけだ...、と思い、色々と調べてみたら、「macOS Big Sur」から「macOS Mojave」へダウングレードしたMacユーザーの間で、かなり問題になっている事が判明した。

私も、色々な方が作成した記事や動画を確認し、対処法を調べまくった。
その結果、もう一度、OS自体を消去して、クリーン・インストールするところからやり直すしかない、との判断に至った。
必死で復旧し、動作確認も終わっていたのに、全部やり直し...。


細かい手順を書くのは大変なので、参考にさせていただいた動画のリンクを貼っておく。

まず、下の動画を参考に、インストーラーの作成や基本手順を確認した。
だが、この手順でやったものの、うちの環境では「互換性のないディスク」問題が発生。

【macOS Big Sur編】Macのダウングレード:How To Downgrade From macOS Big Sur To Catalina Without Losing Data



上の動画の手順でインストーラーを作成した後からは、下の動画を参考に、再度クリーン・インストールしたところ、うちでは無事に成功した。

Big Sur→Catalinaダウングレード【互換性のないディスク】2つの失敗例と成功例


この動画の製作者さんも動画内でおっしゃている通り、クリーン・インストールを始める直前の、Macを起動させる際、「リカバリー・モード」で立ち上げ、消去するディスクの詳細を確認しながら一つずつ選択し削除する、と言うのがポイントの様である。

他の解決方法を調べてみたが、Appleが推奨する様な解決方法も見当たらなかったので、現在のところ、この上記の方法が最も良い解決策ではないかと思う。

「macOS Big Sur」から、過去の色々なOSにダウングレードする方はそんなに多くないかもしれない。
特に仕事で使用されている方は、「macOS Big Sur」の環境へ移行しないで、まだ古いOSで安定的に運用し、様子を見ている方が殆どだと思う。
少なくとも、音楽制作でDAWを使っている方は、まだ「macOS Big Sur」しない方が間違いない!


その後、更に数時間をかけて、何とかMacBook proを復旧させた。
「互換性のないディスク」の警告も出なくなり、その他の動作テストでも問題無い様である。

「互換性のないディスク」が出た際には、上記の動画を参考に復旧を進めていただければと思う。

この動画を作成し、公開してくださっていた製作者さんに感謝!
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