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会場のスペースの問題でオルガンを置くスペースが無い時や、オルガンの使用曲数が極端に少ない時は『KORG』の「KRONOS」で代用する事も増えた。
もちろん、サウンド的に『Hammond』の代用が完全にできているとは言えないが、1~2曲の為に鍵盤を増やすのは正直しんどい。
体力的に楽したい...。
...とは言え、「KORONS」内蔵のオルガン音源「CX-3」が最近リニューアルされ、かなりイィ音に成っており、『Hammond』に近づいてきている様に思う。
アナログの「CX-3」と『Hammond』は全く別物のサウンドで、私は『Hammond』の方が好きである。
ちなみに、アナログの「BX-3」を所有していた事も有るが、『Hammond』の方が好きだった。
「KRONOS」の「CX-3」音源は、リニューアル後は『Hammond』的な音が出せる様に成ったので、非常に嬉しい。
...って事で、「KRONOS」単体のオルガンの音と、内蔵のレスリー・シミュレーションをオフにした上で「TUBE ROTOSPHERE」を繋いだ音を比較してみた。
私自身は「TUBE ROTOSPHERE」を繋いだ方が良い音がすると思っていたのだが、意外にも、「KRONOS」単体のオルガンの音の方が立体的で良い音がする様に感じた。
「XK-3」を繋いだ時は、「TUBE ROTOSPHERE」の真空管を通って回転する感じがなかなか良かったのだが、「KRONOS」の「CX-3」音源ではそうは行かなかった。
「TUBE ROTOSPHERE」を繋いだ上で「KRONOS」側のパラメータをかなり細かくいじってみたが、「KRONOS」単体には勝てなかった。
結構な音量で確認していたのだが、バンド・アンサンブルの中で弾くと、また印象が変わってくるかもしれない。
「TUBE ROTOSPHERE」の回転の雰囲気は良いのだが、立体感が欠けるのは当初から感じていた。
これは、いかに「KRONOS」に内蔵されているレスリー・シミュレーションが素晴らしいか、と言う事の現れではなかろうか。
まぁ、『Hammond』でレスリー・スピーカーに突っ込むのが一番気持ち良いのだが、状況に合わせて、良い音でありながら、便利に楽したいからねぇ~。
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