都心に近い基地１ （入間航空祭）

入間基地航空祭に行ってきました。

都心にもっとも近い航空自衛隊の航空基地であるこの基地は、池袋から電車一本35分で
着くというアクセスのよさで、毎年10万人以上の人が訪れます。
普段入ることのない基地に入り、普段見かけることのない軍用機を間近に見られるこの
イベントは、ヒコーキマニアならずとも多少の興味を惹くのでしょう。

さて、以前は航空祭といえば前日より行動を起こし、開門と同時にダッシュして機体が間近
に見られる位置を押さえていたいたっきいですが、最近はずいぶん落ち着いてきています。
どのくらい落ち着いたかというと、フライトが始まる時間にまだ家でのんびりシャワーを浴び
ているほどですｗ

秋津でＪＲ武蔵野線から西武池袋線に乗り換える合間に、頭上をC-1の6機編隊が通過。
輸送機を中心に配備している入間基地らしさを出した飛行は、どうやらいたっきいが到着
する前にハイライトを迎えているようです。

入間基地に食い込むように設置されている「稲荷山公園駅」に着いたのは、10:30頃でした。
稲荷山公園駅は、入間基地航空祭の日に臨時改札が設置されます。
ホームから一歩踏み出せば、そこは基地内なのです。

　　基地に一歩入れば、人、人、人。
　　さすがに首都圏の基地です。

　　
　　駅から、エプロン（駐機場）までの通路
　　入間は家族連れとカップルの割合が多い

ちょうどそのとき、展示飛行を終えたC-1輸送機が数機ずつコンバッチピッチ・ランディング
で降りてきます。
敵機の攻撃を避けるために低高度を高速で飛行し、基地上空でまで帰還したところで急上昇、
速度を一気に殺して着陸態勢に入るこの技は、輸送機のような大きな機体が数機で行うと
非常に見応えがあります。
・・・が、この日まだ何も食べていなかったいたっきいは、目についたキーマカレーの屋台に
心を奪われていたのでチラッとしか見ていませんでした。花より団子

　　11:00頃、やっとのことでカレーを買い求め、エプロンに到着。
　　ここでもやはり人、人、人。

　　
　　特に戦闘機は黒山の人だかり

　　
　　ずーっと奥まで人だらけ

それにしても、やはり脚立が多いですね。
みんなアレを電車に持ち込んできたのでしょうか？
そうそう、来年から入間基地内への「脚立」「シート」の持込みは禁止するとアナウンス
されていました。ご注意ください。ざまあ・・・

　　ちなみに、いたっきいの装備はこれで全部。基本的にカメラ
　　バッグ一つです。これで十分！

　　
　　カメラバッグに、ボディ１台とレンズ3本、受信機、暇つぶし用の
　　小説が一冊、朝食兼昼食のキーマカレー、飲み物

C-1のコンバットピッチを無視してまで手に入れたキーマカレーをいただこうとした
ちょうどそのとき、タイミング悪く航空総隊のT-4が離陸しました。ち、カレーが冷めちまう。。。

T-4自体は珍しくもないですが、一応この基地の所属機ですので撮らないわけにはいき
ません！

　　ということで一枚。

　　
　　離陸するT-4
　　ブルーの機体を見慣れた目には、翼下のタンクがやや新鮮？

　　
　　編隊で左旋回するT-4
　　総隊飛行隊のパイロットは全員が元ファイター（戦闘機）パイロット
　　らしく、編隊もタイトで動きも小気味いい
　　空に溶け込む迷彩の効果もよくわかる

続いて、入間空輸隊のヘリ、CH-47Jのフライトです。
ツイン・ローターでいかにもパワーのありそうな機体ですが、この日は2機が飛行しました。

　　1機は機動飛行、1機は73式トラックをぶら下げてそのパワーを
　　アピールします。

　　
　　73式トラックを牽吊するCH-47J
　　機内に高機動車（トヨタ・メガクルーザー）も搭載できる

続いて百里救難隊による救難展示です。
救難は基本的には「捜索機」と「救難ヘリ」がペアを組んで行います。
捜索機がいち早く遭難地点に急行、遭難者の捜索と救難ヘリの誘導を行います。
場合によっては、捜索機が遭難者に対して救急キットなどの物資をパラシュート投下する
こともあるようです。

　　百里救難隊の捜索機、U-125Aが飛来しました。
　　捜索機はプロペラ機のMU-2から、このU-125Aに更新されつつ
　　あります。

　　
　　救難機はこれまで、遭難者に見つけてもらいやすいよう黄色に
　　塗られていたが、U-125Aは前線付近での運用を考慮にいれ、
　　視認性の低い迷彩塗装としている。

　　続いて捜索機の指示に従い、救難ヘリUH-60Jが飛来します。
　　救難ヘリもKV-107から、このUH-60Jに更新されつつあります。

　　
　　救難隊員が遭難者救助のため降下する
　　救難隊員は航空自衛隊の中でもエリート中のエリートが選ばれる

　　
　　機動飛行をするUH-60J
　　大型の機体にもかかわらず、激しい動きも軽々とこなす


以上で、午前のフライトは終了。
午後はブルーインパルスのみです。

ブルーのフライトまでに、地上展示の機体、特に退役間近のF-1とT-2を撮ってみました。
両機は、今後航空祭で観客の注目を浴びることもなくなりますので、今回は観客に囲まれる
姿を撮りました。

　　F-1（支援戦闘機）は築城基地からやってきていました。
　　というより、もう築城基地にしか残っていません。
　　退役間近につき特別塗装（記念塗装）が施されていました。

　　
　　人が群がるF-1、267号機

　　
　　今年中に、残存する全機が退役予定
　　飛行可能なF-1を見るのも、これが最後か？

　　同じく、退役間近のT-2（超音速高等練習機）です。
　　これも築城基地より飛来しました。

　　
　　T-2後期型の194号機
　　すでに空自のFT（戦闘機操縦訓練課程）からT-2は外されており、
　　F-1の退役と前後してこの機体も姿を消す



あれれ？

どうやら一回に投稿できる量に制限があるようなので、ブルーインパルスのフライトは
次に投稿します。。。








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　　　　　　　　　　　こんな警告出る人少ないだろうなあ。。。