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身体の景色 (karada no keshiki)

静かな夜 己に言い聞かすようにしたためる

「私」とは脳の機能 または現象
器たるこの肉体は数年で構成物質がすべて入れ替わるかりそめ
手にとって示せる実体は無い

「現実」とは感覚器官が捉え脳に映し出す幻 その刹那生まれては消える儚き夢
やはり実体は無い

与えられし今を 感謝し
しっかり生き そして しっかり死ぬ


「自我」とは 遺伝子の隷属 生存と繁栄に根差した三毒
越えなければならないもの


静かな夜
瞑想

静寂の中
目には見えない大きなものが私の周りにふうわりと在る
そのことがわかる

それは
気とか
エナジーとか
プラーナとか
クウとか
カミとか
宇宙とか
呼ばれるものであろう

私はそれらのひとしずくであり
しかしかつそれらそのもの
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