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身体の景色 (karada no keshiki)

静かな夜 2 己に言い聞かすよう したためる

【達磨大師の言葉】

心の中に大事にするものがあると、必ず反対にさげすむものがある。
肯定するものがあると、必ず否定するものがある。
一つの物を善いとすると、すべての物が善くないことになる。
一つの物に親しむと、すべての物が仇となる。
心は物の世界にとどまらず、物と異なった世界にもとどまらない。
心はどこかにとどまることをせず、またどこにも住まらぬということにもとどまらない。
心がもし何かにとどまることがあると、もう紐つきとなるほかはない。


【解説】

禅の本領は何も持たないこと
何も持たないからこそ、自由であり、どんなものでも許して認めることができる
達摩大師の言葉は禅の本質を語っている


【拡大解釈】

空に身を任せる
ふうわりと満ちるそれのみの世界

評価など無く
喪失も無く
悲しみや怒りも無い

在ること 与えられたこと
そして与えられなかったことにさえ感謝できる世界
その地平はすぐ隣にある

◯◯◯

理解できる 言葉でも感覚でも
しかしいついかなる時もその心を維持できるかというとそれは至難
業火の炎がそれらを無残にも しかも容易く 焼き尽くす
そんな瞬間は幾度となく訪れる

肉体に刻まれた衝動
ブッタはそれを「渇き」と表現している…

深呼吸
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