仕方なく胃カメラ検査を行う
肝臓精密検査に続きこんなんばっかである
いやはや 気が重い
病院ロビー
問診票を記入
経鼻経口との選択欄あり
経鼻に印をつける
看護師に呼ばれ奥へ
喉に麻酔 二度
不思議なひんやりとした飴を舐めさせられ
のち(看護師曰く)軽く眠くなるような注射を一本
意識がうっすらとしてくる
医師の声
「ではね目は閉じないでぼんやりとね映像を眺めていてくださいよ、はいこれ噛んでね」
異物が口に入る
おやと思う
しばしのち胃カメラが口に入れられる
再びおやと思う
あの、先生、問診票には経鼻に印をつけたんです、あの…
とはもちろん口に出せよう筈もなく
僕の意識は更にうっすらとしてくる
目の前に僕の内臓が映っている
時間の感覚が無くなり カラダの感覚も無くなってゆく
医師と看護師の会話が遠くに聴こえる
胃カメラを新たに購入するらしい
この胃カメラは旧式なのか?
ふうわりとする僕の意識が思う
壁がいやに白く 機械の角が丸く その角の塗料が少し剥げている
なるほど 古いのだ
「おきいぃれぇまあぁ…かぁ(起きれますか?)」
看護師の黒目がちの二重が目の前にあらわれる
「はい」と僕
「こぉちいらぁふえ(こちらへ)」
看護師に腕を取られ ソファに促される
間
医師
「いやあ、年齢を感じさせないですね、綺麗なもんですよ…ピロリ菌もいないですね、これ陰性。しかしいやほんとに綺麗なもんで、ここなんて、…ウンヌンカンヌン…」
いつしか会計
のち何故か問診票を返却される
ふと問診票を見る
経鼻に印がつけてある
ふむ…
バイクが猛烈な勢いで通り過ぎる
バボボボボボボボボ
まあなにもなくてよかったではないか
年齢を感ぜさせぬキレイな胃なのだ
少し遠回りをして 家路
てくてくてく てくてくてく…
そんな、内臓の綺麗な私オカノはもうすぐ本番でございます
ご予約はお早めに〜
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