古代、渡来人の秦氏が支配した京都北西部を散策の一日
暑さの割に風爽やかでカラッとした一日。古墳やお寺めぐりには丁度いい日でした。
山陰線太秦駅集合10時30分出発。仲野親王王陵古墳(垂箕山古墳)の横を通り、
帷子ノ辻駅を渡り、松竹映画撮影所の南側を通過、ほんとに普通の住宅内にある
蛇塚古墳(6C後半頃)に到着。ラッキーな事に金網で囲ってある巨石古墳の鍵を開け
てもらえ内部に入る事ができた。 明日香の石舞台より大きいかもと言われている
巨石を積み上げた古墳。元々全長75mの前方後円墳。周りはびっしり住宅がとり
囲んでる状態…。
大映通りを通り「太秦広隆寺」に行く。数年ぶりに弥勒菩薩を拝顔。薄暗い堂内であんまり
はっきりとは見えなかったが、あの優美な仏像の姿、右手の頬にあてるさま(半跏思惟)は、
いつみても
うっとりする。
続いて木島(このしま)神社。蚕の社とも言われる。このあたり一帯をおさめた渡来人の秦氏
一族が蚕の技術ももたらし祭られた所以。本殿の横に三本の鳥居があり、清水の湧く「元
糺の池」にたっている。聖なる水を得るための施設であったらしい。
(三方から拝める鳥居)
最後に嵐電に乗車。嵐山へ。ここは若者がまぁ~わんさか押し寄せメイン通りは観光客
でごったがえし! その中をくぐって渡月橋の少し上流に秦氏が昔築いたという堰堤(しがら
み)を見に行く。大堰川の堰。今まで嵐山にきてもそこらへんには目がいかなかった。川に
堰があってそれで水を堰き止め、その水を使って灌漑用水に使用していた。その結果平野
部にも耕作ができるようになったとの事。秦氏の功績は計り知れない。西高瀬川もそれでで
きた川。
嵐山観光をしてもそういう感じで見るとまた面白いと思った。
なかなか味のある、一日でした。
リンク設定のお陰で弥勒菩薩見て来ました!
五体満足で健康がなにより、このところ元気印の私もさすが下降気味…。梅雨に負けずガンバっていきたいとは思ってますが。