評価:★★★★【4点】
ジョニー・デップの普通の人間役でやっとまともな
評価をすることが出来た記念となる作品か(言い過ぎです)
◇
1975年、サウスボストン。
アイリッシュ系ギャングのボス、ジェームズ・バルジャーは、
イタリア系マフィアと激しい抗争を繰り広げていた。
一方、弟のビリーは、州の有力政治家として活躍していた。
そこに、バルジャーの幼なじみジョン・コノリーが
FBI捜査官となって戻ってきた。
折しもFBIはイタリア系マフィアの掃討を目標に掲げており、
功名心にはやるコノリーは、バルジャーにある提案を持ちかける。
それは、バルジャーがFBIの情報屋となり敵の情報を流す代わりに、
FBIは彼の犯罪を見逃す、という驚愕の密約だったのだが…。
<allcinema>
◇
ギャング映画にしては地味でド派手なアクションこそないけれど
そこに存在する人間模様がリアルでこういう作りは結構好きかも。
ジョニー・デップの怪演はもちろん納得だし
手下らのボスに対するチョットした緊張感など演出が秀逸で
巷の低評価が何故なのかよくわからないワタシ(笑)
禁断の密約って今回に限らず昔は日常茶飯事に行われていて
それがたまたまFBI、州政治家、ギャングということで
スキャンダラスな報道になってしまったってことだ。
でも実際、本編の政治家はそこまで関わってなくて
そこのところチョット予告編に煽られた格好になってしまったわ。
これってどこか北野監督の『アウトレイジ』の雰囲気があり
ワタシは最後まで面白く観させてもらいましたよ(笑)
【今週のツッコミ】
・結局のところ事の発端はFBI捜査官。彼の悪知恵がなかったら
こんなに大々的なニュースにはならず映画にもなってないだろう。
・最後に当のご本人らの画像が出ますがFBI捜査官はじめ
やはり、よく似た俳優さんを使っているのね。
逆に、バルジャーはジョニー・デップに似てたのか?(爆)
・注意深く几帳面でバルジャーみたいなボスって結構多い(笑)
・ピーター・サースガードが2万ドルもらった時の
どう対応したらいいのか分からず、とりあえず笑っておこう的な
アレって普段の生活でも結構ありますよね。
・ジュノー・テンプル演じる娼婦に役名があったということは
これも実在の人物だったのだろうか。
・こういうバルジャーのような男は子供への躾も独特でした。
“人のいないところ”で殴ればいい!って一理ある(ないですから)
・本作で最も輝いていたで賞はFBI捜査官の部下の方です。
ワタシ、この人が出てくると何故かワクワクするんです(笑)
名はデヴィッド・ハーバー(ジョン・モリス役)
-----------------------------------------------------
監督:スコット・クーパー
脚本:マーク・マルーク/ジェズ・バターワース
音楽:トム・ホルケンボルフ
出演:ジョニー・デップ/ジョエル・エドガートン/ベネディクト・カンバーバッチ/
ロリー・コクレイン/ジェシー・プレモンス/ケヴィン・ベーコン/
ピーター・サースガード/ジュノー・テンプル/
『ブラック・スキャンダル』
ジョニー・デップの普通の人間役でやっとまともな
評価をすることが出来た記念となる作品か(言い過ぎです)
◇
1975年、サウスボストン。
アイリッシュ系ギャングのボス、ジェームズ・バルジャーは、
イタリア系マフィアと激しい抗争を繰り広げていた。
一方、弟のビリーは、州の有力政治家として活躍していた。
そこに、バルジャーの幼なじみジョン・コノリーが
FBI捜査官となって戻ってきた。
折しもFBIはイタリア系マフィアの掃討を目標に掲げており、
功名心にはやるコノリーは、バルジャーにある提案を持ちかける。
それは、バルジャーがFBIの情報屋となり敵の情報を流す代わりに、
FBIは彼の犯罪を見逃す、という驚愕の密約だったのだが…。
<allcinema>
◇
ギャング映画にしては地味でド派手なアクションこそないけれど
そこに存在する人間模様がリアルでこういう作りは結構好きかも。
ジョニー・デップの怪演はもちろん納得だし
手下らのボスに対するチョットした緊張感など演出が秀逸で
巷の低評価が何故なのかよくわからないワタシ(笑)
禁断の密約って今回に限らず昔は日常茶飯事に行われていて
それがたまたまFBI、州政治家、ギャングということで
スキャンダラスな報道になってしまったってことだ。
でも実際、本編の政治家はそこまで関わってなくて
そこのところチョット予告編に煽られた格好になってしまったわ。
これってどこか北野監督の『アウトレイジ』の雰囲気があり
ワタシは最後まで面白く観させてもらいましたよ(笑)
【今週のツッコミ】
・結局のところ事の発端はFBI捜査官。彼の悪知恵がなかったら
こんなに大々的なニュースにはならず映画にもなってないだろう。
・最後に当のご本人らの画像が出ますがFBI捜査官はじめ
やはり、よく似た俳優さんを使っているのね。
逆に、バルジャーはジョニー・デップに似てたのか?(爆)
・注意深く几帳面でバルジャーみたいなボスって結構多い(笑)
・ピーター・サースガードが2万ドルもらった時の
どう対応したらいいのか分からず、とりあえず笑っておこう的な
アレって普段の生活でも結構ありますよね。
・ジュノー・テンプル演じる娼婦に役名があったということは
これも実在の人物だったのだろうか。
・こういうバルジャーのような男は子供への躾も独特でした。
“人のいないところ”で殴ればいい!って一理ある(ないですから)
・本作で最も輝いていたで賞はFBI捜査官の部下の方です。
ワタシ、この人が出てくると何故かワクワクするんです(笑)
名はデヴィッド・ハーバー(ジョン・モリス役)
-----------------------------------------------------
監督:スコット・クーパー
脚本:マーク・マルーク/ジェズ・バターワース
音楽:トム・ホルケンボルフ
出演:ジョニー・デップ/ジョエル・エドガートン/ベネディクト・カンバーバッチ/
ロリー・コクレイン/ジェシー・プレモンス/ケヴィン・ベーコン/
ピーター・サースガード/ジュノー・テンプル/
『ブラック・スキャンダル』
は、妙に納得してうなずきながら観ていた私です(爆
あと2万ドルもらった人、
絶対ただでもらえるわけない!!と思ってましたよ。
あ~いう世界は恐いっすね~~(汗
ワタシも、「そうなんだ」と思って観てましたが
彼女が思いっきり怪訝な顔したから「道徳から外れてるのか」でした(爆)
タダで2万ドルくれると言われても、あの場合空気が読めないですよね。
バルジャーの考えがまるで分らない^^;
この世界は空気が読めないと死に繋がりますね(怖)
唯一、コノリーは証言を拒否というのは、
裏切らなかったのか、それとも、自分の罪をさらけ出すのを
良しとしなかったのか?
子供が、あの、亡くなった子しかいなかったのも不幸ですね。
そうそう、弟の議員の家族はどうなったのか?
子供はいたのか??
なんか、そういうことを、ラストの本人の画像で
考えていました。
互いに北野監督の『アウトレイジ』みたいだった!でまとまりました(笑)
コノリーの証言拒否はバルジャーへの忠誠ではないかと解釈しました。
ある意味では命の危険を感じたかもしれませんね^^;
お~!家族の事を考えてらしたのね。
1人っ子というのはこういう時に辛いですよね。
やはり、保険として予備は欲しいですよね(←こら!!!)
秘密のレシピのシーンは泣きそうなほど怖かったですが(笑)
ところで横レスですが・・・
クリスマスパーティのシーンで
バッチくん(議員の弟)のところは確か子供が9人て言ってませんでした?
「9人ーーー!?」と唖然としましたもん(笑)
お!だからamiさんは面白く観られたんですね(爆)
そうそう、あのレシピのところ、ドヤ顔だったジョン・モリスが
一気に凍り付きましたもんね(笑)
>子供が9人
えー!そうだったんですね!びっくり(笑)
それは妻も大変でしたね。大家族スペシャルとか
あちらはそんなリアル番組やってないのかな^^;
子供は9人って言ってましたよ。
クリスマスパーティも母親の葬式も子供がぞろぞろいたじゃないですか(笑)
ジュノー・テンプルは手下の嫁の連れ子って言ってました。
カンバーバッチとジョニーが兄弟って、そこからして解せないんですけどね(笑)、でも兄がギャングなのに大物政治家になるって、日本じゃありえませんよね。
しかも兄の逃亡後はマサチューセッツ州立大学の総裁になったとかあったけど、すごい高給取りらしく、それが逃亡の資金源だったのかも。
退職金も流れてたりして。
>巷の低評価が何故なのかよくわからない
それはちゃんとしたジョニーの過去作観てないからかも(笑)
怖さは違うけど、直近ではトッドさんの方がよほど怖かったです。
殆ど記憶にないです。
そう、確かにあのふたりが兄弟ってかなり強引な配役でした(笑)
兄がギャング、弟は政治家という構図はほんと信じられません。
逆に日本の政治と金の問題が可愛く感じます(おい)
>直近ではトッドさんの方がよほど怖かったです。
あ~、これ観てなかったんですよね。
一度チェックしてみたいかも(笑)
私もこの作品、巷の評価よりもずっと面白かったので、レビューを拝見して嬉しかったです。
見てない所で殴る…いやいや、そうじゃないでしょう(笑)、なんだけれども、実際の処世術はそんなものなのかもしれませんね。
面白い映画が出来るんだな~でした(笑)
一応、過去作では『ニック・オブ・タイム』という好きな映画もあるんですけどね^^
>見てない所で殴る
正統派の意見ではないけれども本心を突いてますよね(笑)
殴られた方も他人に見られプライドも傷つくから
せめて人のいないところでという教えは完全否定はできません^^;